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日本文化学科のブログ

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【琉球文学・芸能研究室で卒業研究報告会が開催されました!】

琉球文化コースの取り組み
大学生にとって、1月末から2月上旬という時期は、後期の授業・試験が終わり、1年間の授業の総まとめをする時期です。
日本文化学科では、この時期に、各研究室ごとに、卒業論文を書き上げた4年生による卒業研究報告会が開催されています。

2026年1月31日には、我部大和先生が率いる、琉球芸能・文学研究室による報告会が開催され、無事に卒業研究を書き終えた5名による発表と参加者とのディスカッションが行われました。



この日、登壇した学生たちの卒論のテーマは以下の通りです。

●民話と歴史史料の比較から見る琉球国王について
●令和の首里城復元と新聞報道ー琉球新報・沖縄タイムスを中心に
●沖縄の呪物について
●国立劇場おきなわ開場後の組踊の現状と課題ー沖縄県内主要2紙の動向を中心に
●琉歌に歌われた「梅」・「菊」





3年生や学科の先生たちも参加しての報告会となり、「沖縄の人たちにとって首里城とはどのような存在なのか?」「国王を扱った民話に伝承地による違いはあるのか?」「呪物が生活実践に結びつくとはどのようなことか?」「沖縄タイムスと琉球新報で報じられ方は異なるのか?」などなど、例年以上に質問が途絶えない、活発な会になりました。

「なぜ文化遺産は復元しないといけないのか? 国の支援を受けて、税金を使ってレプリカを復元する意味はあるのか?」「琉歌の中で「菊」はどのようなイメージで描かれているか?」といった難しい質問にも、2年間の卒業研究を乗り越えた4年生だからこそ、しっかり答えている姿がとても印象的でした。

報告会が終ったあとには、我部先生から卒論を書き終えた4年生一人一人への講評があり、各卒論の内容への理解をより深めることができました。
「今年の4年生の卒論は例年以上に、新聞記事や民話集など、データを集めて分析するタイプの卒論が多く、一人一人がこまやかにデータを分析して、オリジナリティのある結論を道井びいてくれました。欲を言えば、とりかかりがもう少し早ければ、もっとたくさんのデータを集めて分析すれば、もっと深い考察ができたかなと思います」と我部先生。
そして、これから卒論に取り組む3年生に対しては、
「卒論は卒業するために書いてはいけません。自分のために、自分の関心を中心に、最大の問いは何か、その問いを解明するためにどういうアプローチがとれるのか、小さな問いを一つ一つクリアしていくことで、大きな問いへ答えが見えてくるのが卒業論文の面白さです。3年生のみなさんも引き続き頑張りましょう」というメッセージもありました。



本日は都合により全員の報告はありませんでしたが、卒業生の論文は我部先生の研究室の卒論集として今後編纂され、発行される予定です。
本日、会場準備や司会進行、受付などで頑張ってくれた3年生のみなさんのこれからの卒業研究にも期待しています!