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日本文化学科のブログ

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【教職課程の恒例行事「春季模擬授業会」が開催されました!】

国語科教職課程通信
2月18日(日)に、日本文化学科の国語科教職課程の恒例行事、「春季模擬授業会」が実施されました。
今回は、3年生6人が授業者となり、中高国語の各領域の授業が行われました。
参加した学生から、授業レポートが届きましたのでご紹介します。

幸良さんは、高校1年『大切な会話―ワールド・カフェへの招待』という教材を扱いました。ワールド・カフェとはカフェのようなリラックスした空間を作り、その中で会話を楽しみながら、互いに価値観を共有したり、考えを広げたりする会話のことです。
「あなたの夢や目標を叶える、達成させるために今できることは何ですか?」というテーマに対して、「国語教員になりたい」「楽してお金を稼ぎたい」「筋トレがしたい」「お菓子作りに挑戦したい」など、さまざまな夢・目標が共有され、互いの考えに関する繋がりを自らで見つけ出しながら、ワールド・カフェを楽しむ様子が見られました。







末原さんは、中学2年『「連作ショートショート」を書く』という教材を用いて、「書くこと」の授業を行っていました。言葉を組み合わせて、日常生活では決して耳にしない「不思議な言葉」を作る作業では、「いい匂いのするスマホ」という言葉から「匂いがサブスクで配信されている」というような設定を生み出したり、面白いアイデアにグループの意見交換も盛り上がっていました。







午後は、那覇高校国語科の上原静香先生をお招きして、「教員としての心構え」という題目でご講演をいただきました。学校現場の現状や、生徒との関わりの中で得られる学びや喜びなど、教育現場に携わられている先生の実体験は大変興味深く、改めて生徒の成長に関わることの面白さや魅力を感じることができました。



なかでも、教員自身が挑戦や失敗を恐れていては、生徒にチャレンジすることの大切さを示すことはできないというお話や、教員も学び続けアップデートし続けることが重要であるというお話は非常に心に残るものとなりました。
上原先生、お忙しい中、教職行事にご参加いただき、本当に有難うございました。