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日本文化学科のブログ

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【日文4年生の二藤さんが「びぶりお文学賞」詩部門正賞を受賞されました!】

日文系サークル
文学理論を学ぶだけでなく、「実作」の指導にも力を入れている日本文化学科。
「文学実作演習」といったアドバンスド科目を通して短編小説や詩を書いて批評し合う楽しさを学んだり、文学担当の村上陽子先生が顧問を務める文芸部などの文系サークルに所属し、創作活動にはげむとともに、県内外の文芸コンテストにチャレンジする学生も少なくなりません。

琉球大学附属図書館が主催する「びぶりお文学賞」もそんなコンテストの一つで、毎年、多くの日文生がチャレンジし、これまでに様々な賞を受賞してきました。
そして、第17回にあたる今年度のコンテストでは、日文4年生の二藤さん(ペンネーム)が見事に詩部門で「正賞」を受賞されました!

「びぶりお文学賞」は「小説部門」と「詩部門」の2部門に分かれていますが、今年度は「小説部門」の正賞(グランプリ)は該当なしとなったため、二藤さんが最優秀作品として選ばれ、作品集の表紙にも名前と作品タイトルが大きく掲載されています。



二藤さんは昨年度のコンテストでは小説部門で佳作を受賞されていて、その前の年度も入賞されているので、三年連続の受賞の快挙を達成されました。
2月29日には琉球大学附属図書館での授賞式も開催されました。
二藤さんから、受賞式参加してのコメントが届きましたのでご紹介します。

「第17回琉球大学びぶりお文学賞の詩部門にて正賞をいただきました。
 今回、応募した3編に共通するテーマは「生」「命の尊さ」についてです。私が、詩を書く際に意識しているポイントは、現実の事柄や普段思っていることを比喩にして書く、また、読み手が想像できる余白を残すということです。選考委員の方々の選評を読むと、様々な視点から評価して頂き、書き手の意図しない受け取り方もあることが詩の面白さでもあるのかなと思いました。
 今回、選ばれた詩は1編のみでしたが、他の詩に関しても、別の機会で読んで頂けるよう精進します。また、小説部門に応募した作品については消化不良でしたので、推敲を重ね、時間をかけて自分の満足がいく作品になるようにしたいと思っています。
 本当にありがとうございました。」



受賞作「うたたね」は、作品集として1冊にまとめられ、本学図書館をはじめとして、県内の各図書館で読むことができます。
すてきな作品ですので、巻末の審査委員の先生方のコメントとともにぜひご覧ください。