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日本文化学科のブログ

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【ことばのプロを目指して! 1年生必修科目「リテラシー入門」でのライティング授業をご紹介】

1年生、頑張ってます!
人間は何か物事を考えるときに必ず「言葉」という道具を使いますよね。
言葉をたくさん知るほどその人の「考え」は深くなりますし、論理的な文章を書く力が身につくことで思考する力だけでなく表現する力も高まります。
言葉をうまく使いこなすことは、将来どのような進路に進むにしても、人生を豊かに切り拓いていく上でとても重要ですよ。

日本文化学科では、こうした考え方の下で、「ことばのプロになろう!」という4年間の目標(カリキュラムポリシー)を立て、1年生の入学時から計画的に、様々な科目を通して、言葉の力を高めることができるプログラムを充実させています。



1年生全員が受講する必修科目「リテラシー入門Ⅰ」もそうした「ことばのプロ」を目指すための入門科目の1つです。
この授業は15人程度の小規模クラスできめ細やかに運営されており、要約文や説明文、意見文の書き方のレクチャーを受けることができます。



この日の授業では要約文を書くトレーニングを行いました。
1000文字ほどの課題の文章を200文字にまとめていくためには、文章のどの部分に注目すればよいか。きちんと要約するためには、序論・本論・結論を特定する作業がまず必要になりますが、グループごとに検討したところ、多くのグループが最初の1つ目の形式段落を序論、最後の形式段落を結論としてしまって(正解は最後の2段落が結論)、自分たちが文の構造をしっかりとらえられていないことに驚きの声が上がりました。



「要約のポイントは、形式段落に引っ張られないこと。序論での問いかけに対して、作者の提案が書かれているところが結論、要約は基本的に序論の問いかけと結論の中の提案部分をつないでいくと上手に要約できます」と担当の桃原先生。



高校までとは違って、成績評価の半分が「レポート」によって行われる大学では、書く力・文章力をつけることは、将来に役立つだけでなく、アカデミックスキルを身に付け、充実した大学生活を送る上でもとても大切です。日本文化学科の学生は、1年生の早い時期から、徹底的に文章力を身につけることができるようになっているんですね。





ことばの力を高めて、高い社会人基礎力を身につけたい人はぜひ日本文化学科で一緒に学びましょう!!