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日本文化学科のブログ

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【総合型選抜試験はもうすぐ! 昨年度の合格者から文学を究めたい皆様へのアドバイスが届きました!】

入試お得情報!
総合型選抜試験(A日程)のエントリー期間は9月2日~ 9月5日。日本文化学科へのエントリーを考えている受験生の皆さんは高校生活最後の夏休みを返上して、志願理由書や面接対策に頑張っているのではないでしょうか?

そんな受験生のみなさまに向けて、昨年度の入学試験で総合型選抜を受験し、見事合格した1年生の皆さんからアドバイスが届きました。
今年度の日本文化学科オリジナルパンフレットにも掲載されていますが、スペースの都合で泣く泣くカットした部分も復活してお届けします。
今回は、文学や創作活動を専門的に学びたいと思っている皆さんへのアドバイスです。
受験生のみなさまがイメージしている「文学」と、日本文化学科で学ぶことができる「文学」の間にずれはないでしょうか? 
日本文化学科で文学を究めたいと思っている皆さんはぜひご覧ください。

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皆さんは「文学」という学問に興味はありますか?
私は、高校時代の国語の授業がきっかけで文学に興味を持ち、この分野について学ぶことができる日本文化学科への進学を決めました。

「文学」とは一口に言っても、いろいろなジャンルがあります。もちろん皆さんがふだん読んでいる「小説」も文学の一つです。だれもが一度はチャレンジしたことがある「短歌」や「俳句」もそうです。「詩」を自分でつくって書き留めたノートを隠し持っている人もいるかもしれません。それから、これは大学で学び始めて初めて知ったことなのですが、伝統的な祭祀などで歌われる「歌謡」も、文学の専門領域になります。

そんな多様な側面を持つ学問ですが、私が魅力を感じたのは「小説」というジャンルでした。高校時代に読んだ芥川龍之介の「羅生門」という作品が興味をもつきっかけになりました。私はこの作品の完璧に整えられた文章と、芥川の描いた人間の醜悪に感銘を受けて、個人的にも少しずつ文学について学び始めるようになりました。

大学は高校までとは違った「自由さ」を満喫することができますが、それだけでは大学生活は豊かなものになりません。大学生活を有意義なものにするためにはなによりも自分自身の向上心が大切になります。総合型選抜では、私は文学についての個人的な学びを前面に押し出して、エントリーの書類を作成しました。私のこうした学びに向かう姿勢や向上心が、日本文化学科のアドミッション・ポリシーに合っている自信があったからです。

総合型選抜の面接では、どれだけ確固たる自分というものを持っているか、というのが重要になると思っています。自分が何に対して興味を持っているのか、何を大学でやりたいのか、それが、大学の求める学生像・人材像と合致するとき、自ずと合格への道は開けていくでしょう。頑張ってください。