国際会議は何語で行われるのでしょうか?
教員の研究活動
台湾の淡江大学で開催された第8回東アジア日本研究者協議会に参加しました。2016年から、日本、韓国、台湾、中国の各地を会場に年に1回開催されいている日本研究の国際会議です。3日間にわたって、文学、言語学、歴史学、社会学、政治学、情報学など主に人文社会系の分野について、200以上の発表が行われる大規模なものです。下記から、どんな分野でどんな発表があるのかをぜひのぞいてみてください。
東アジア日本研究者協議会・第8回国際学術大会
https://www.taiwanjapanese.url.tw/eacjs2024/
今回は「疫病と東アジアの医学知識:知の連鎖と比較」(主催:渥美国際交流財団)というシンポに登壇しました。
さて、国際会議というと参加者は何語で発表や議論をおこなっているのでしょうか?「それは英語だろう」と思った人は、もちろん正解です。現在、国や地域を問わず、二か国以上の参加者がみこまれる会議は英語を共通言語とすることが非常に多いです。(その場合ふつうは通訳をつけません。)
もうひとつ、特定の地域を研究するひとびとが集まる場合は、その地域の言語を用いる場合があります。今回の場合はまさにそのケース。会期の3日間、どの会場でも世界中からやってきた研究者が非常に立派な日本語で議論を展開していました。
もっとも、ゲストとして招かれた現地の方が中国語や英語で発言をすると、とたんに会場から日本語が消えてしまうので気が抜けません。日本語の母語話者にとっては、その方が国際会議らしさを感じる瞬間でもあります。
↓は淡水にならぶ料理店。"快炒"というのが台湾の定食屋兼居酒屋です。

(市川智生)
東アジア日本研究者協議会・第8回国際学術大会
https://www.taiwanjapanese.url.tw/eacjs2024/
今回は「疫病と東アジアの医学知識:知の連鎖と比較」(主催:渥美国際交流財団)というシンポに登壇しました。
さて、国際会議というと参加者は何語で発表や議論をおこなっているのでしょうか?「それは英語だろう」と思った人は、もちろん正解です。現在、国や地域を問わず、二か国以上の参加者がみこまれる会議は英語を共通言語とすることが非常に多いです。(その場合ふつうは通訳をつけません。)
もうひとつ、特定の地域を研究するひとびとが集まる場合は、その地域の言語を用いる場合があります。今回の場合はまさにそのケース。会期の3日間、どの会場でも世界中からやってきた研究者が非常に立派な日本語で議論を展開していました。
もっとも、ゲストとして招かれた現地の方が中国語や英語で発言をすると、とたんに会場から日本語が消えてしまうので気が抜けません。日本語の母語話者にとっては、その方が国際会議らしさを感じる瞬間でもあります。
↓は淡水にならぶ料理店。"快炒"というのが台湾の定食屋兼居酒屋です。
(市川智生)