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日本文化学科のブログ

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【西岡敏先生がペルーの研修生さんからウチナーグチの取材を受けました!】

先生も頑張ってます
日本文化学科には全国でも珍しい沖縄の言語・文化について専門的に学ぶことができる「琉球文化コース」が設置されています。コースの主任をしている西岡敏先生が、2018年11月16日、沖縄県出身の南米ペルー3世の方の取材を受けました。



與座光石ナタリア・マルセラさんは、浦添市城間をルーツにもつ
県系3世で、言語学を専攻されています。ナタリアさんは、浦添市が行っている南米移住者子弟を対象とした研究プログラム(約5カ月)の研修生として、現在、沖縄に滞在されています。

自分のルーツの言葉であるウチナーグチにたいへん関心を持ち、
ネット等の情報で西岡のことを知り、ぜひ会ってみたいということで、浦添市役所の眞境名究武さん(国際交流課)とともに訪問されました。

ナタリアさんは、『沖縄語ースペイン語辞典』(Munetaka GANAHA著)を紹介してくださり、ペルーにおける沖縄文化の継承について話してくださいました。
また、西岡先生には、しまくとぅば再生活動の現状や、大学での琉球語教育(琉球語のクラスにはどのようなものがあるのか、受講生の関心はどうか)、西岡先生がなぜ琉球語の研究をするようになったのか、等々、質問があり、西岡先生も琉球語について改めて考えるよい機会となりました。

西岡先生の共著書である『沖縄語の入門』も興味深く手に取ってくださり、書中にある「てぃんさぐぬ花」や「汗水節」などはペルーの沖縄系社会の中でも親しんできたと述べられました。
また、沖縄の人名や地名の沖縄語の発音も興味深く聞いていらっしゃいました。

ナタリアさん、残りの研修期間も頑張ってください!