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日本文化学科のブログ

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【4年生の卒業論文集、続々刊行中です! ーー図書館や出版・流通を学ぶ文化情報学研究室のご紹介】

研究室・ゼミナール紹介
「読む・書く・表現する」を学ぶ日本文化学科では、4年生になると4年間の学びの集大成として、「卒業論文」の執筆が必修化されています。1人20000文字以上、学生によっては原稿用紙200枚にも及ぶ論文を書き上げます。



卒業を控えたこの時期は、各自の卒業論文を印刷・丁合して、1冊の本に製本する作業に汗を流しています。
そして、今年度の各研究室の卒業論文集も続々と刊行されていて、この日は文化情報学研究室から最新号が届きました。

文化情報学研究室では、図書館情報学研究の他に、図書館と隣接する領域として、出版流通や表現の自由・報道の自由・知る権利、著作権や表現論・ポリティカルコレクトネスの研究を行っています。

今年度の卒論集の目次を一部ご紹介します。
●「病院患者向けサービスに関する一考察-沖縄県内の公共図書館と病院との連携について」
●「公共図書館における不登校児童・生徒への対応-沖縄県内の公共図書館を対象として」
●「公共図書館とBL(ボーイズラブ)本-「図書館の自由」をめぐって」
●「図書館におけるマンガの収集-沖縄県内の公共図書館を対象として」
●「電子書籍の市場拡大に関する一考察-40代以上はなぜ電子書籍を購入・利用しないのか?」
●「学校教育現場の著作権保護意識に関する一考察-教職課程での著作権教育の現状と課題」
●「役割語からみるジェンダー・バイアスの現状-アカデミー賞受賞映画の翻訳字幕を対象にして」
●「グリム童話の表現規制に関する一考察-「白雪姫」の絵本・絵物語を対象として」

文化情報学研究室の卒業論文『文化情報学研究』は、国立国会図書館や県内の公共図書館に寄贈させていただいています。どの分野の研究も、沖縄というフィールドだからこそ見えてくる新しい問題・課題が学生の卒論には詰まっています。
お近くの図書館でぜひ手に取ってご覧ください。