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日本文化学科のブログ

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【文化情報学研究室のみなさんが東村セミナーハウスで卒業研究報告を行いました!】

研究室・ゼミナール紹介
九州でもトップクラスの広さを誇る6F建ての図書館や模擬法廷教室などなど学習施設が充実している沖縄国際大学。沖縄県北部の東村にある「セミナーハウス」もその一つで、長期休暇(春休み・夏休み)になると日本文化学科でも多くの研究室で宿泊研修を行っています。



2019年2月10日、11日の2日間、文化情報学研究室のみなさんも1泊2日でセミナーハウスを訪れました。
この日の研修の目的は4年生による卒業研究の報告会と、3年生による卒業研究に向けてのプレ発表でした。



卒論報告会では、完成したばかりの卒業論文集『文化情報学研究』第19号をもとに、合同企業説明会風にブースを作って、3年生がそれぞれのブースをめぐりながら、これからの卒論執筆に向けての心得や就職活動・採用試験に向けてのレクチャーを受けました。

3年生の発表のテーマは「戦争漫画表現の変質」と「絵本・ヘンゼルとグレーテルにみる表現規制」の2本立て。日本の右傾化とともに、「反戦漫画」が下火になり、好戦的な漫画が増えているのではないか、という仮説の下での50作近い戦争漫画の分析と、残酷・不条理な表現が多いとされるグリム童話の現代絵本版にどのような変化がみられるのか、という調査結果の報告がありました。

夜の懇親会では4年生から3年生へ、3年生から4年生へのプレゼント交換、カードゲーム大会などもあり、東村の豊かな自然を眺望できるセミナー室の開放的な雰囲気の中で、学生たちの距離もぐっと近くなった様子でした。



2月の沖縄は本土の人が思っている以上にお天気が悪く、雨も多いのですが、合宿中もけっこうな土砂降り&低気温。外で遊ぶことはできませんでしたが、4年生の卒業を前に、3年生・4年生ともあたたかな思い出ができたようです。