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日本文化学科のブログ

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【秋のオープンキャンパスを開催しました! 今回もたくさんのご来場、ありがとうございました!】

イベント
2018年10月14日(日)、沖縄国際大学にて今年度2回目のオープンキャンパスが開催されました。今回もたくさんの高校生、保護者の皆様にご来場いただきました。


学科紹介では、学科長の山口真也先生より、カリキュラムの中心にある「日本語学」と「文学」についての説明がありました。

例えば、私たちはなんとなく「昨日の夜鍋を食べた」とか、「スタバでお茶した」といった言葉を使って会話をしていますが、よく考えてみたら変?なところがあります。昨日の夜食べたものは「鍋料理」で、スタバで飲むのは「コーヒー」です。それでも私たちの会話が成り立てっている背景には、言語を文字だけで認知するのではなく、脳の仕組みや心の働きなどを総動員して認知しているという作用があります。日本語をこうした観点から考える学問を「認知言語学」といい、日本文化学科で学べる言語学の領域の一つとなっています。
こんなふうに、日本語には外国にない不思議な表現がいっぱい。日本語の不思議を学ぶことが、日本文化学科のカリキュラムの中心なのです。

秋のオープンキャンパスでは、1年生、2年生も参加することが多いため、いつものオープンキャンパスとは少し趣向を変えて、カリキュラムの紹介に加えて、日本文化学科での学びがどのような進路に関わってくるのか、というお話をさせていただきました。

日本文化学科と言えば、国語の先生、図書館司書、日本語教師などの専門職を連想する人も多いと思いますが、4年生の進路は実にさまざまです。学科で学ぶ「ことばのプロ」になるためのカリキュラムは、社会人基礎力として、どのような仕事に就くにしても必ず役立つ能力を与えてくれます。
銀行や広告会社など、就職活動を終えた4年生4名にも登壇してもらって、テレビ局やIT系、福祉関係の進路決定に日本文化学科で学んだことがどう役立ったかを話してもらうことで、日本文化学科のカリキュラムをより深く知ってもらうことができたように思います。


体験講座では、西岡敏先生による「琉球語を体験してみよう講座」、そして、田場裕規則先生による「学校の先生になるにはどうすればいいの?講座」も開催されました。
大学の授業は高校生のみなさんにはちょっと難しかったかもしれませんが、真剣に授業を聞いてくれた受験生の皆さんの横顔がとても頼もしく感じました。

学科ブースでは、国語教員、日本語教師、図書館司書、日本語学・文学、琉球文化、多文化間コミュニケーションなど、学科で学べる様々な専門分野ごとにテーブルを作り、在学生にいろいろ質問できる時間を設けました。
特に、推薦入試対策講座と編入試験対策講座のコーナーにはたくさんの3年生が集まっていて、学科長の山口先生からのレクチャーを受けていました。

本日はご来場いただき、学科教員・学生一同、心から感謝いたします。

推薦入試のエントリーはもうすぐ! 
今回のガイダンスを通して、みなさんの進路選択が素晴らしいものになることを願っています。