文字サイズ

日本文化学科のブログ

ブログ

【3年生による「インターンシップ報告会」を開催しました!】

キャリア教育
日本文化学科では国語の先生、図書館司書、日本語教師などの専門職だけでなく、企業就職も含めたキャリア教育にも力を入れており、毎年、たくさんの3年生が夏休みを利用してインターンシップに参加しています。

今年も30名近い日文学生がインターンシップに参加し、代表者11名による報告会が、2018年10月22日、2年生必修科目「ゼミナール入門」のなかで開催されました。

報告した企業は、沖縄タイムス社、求人おきなわ、ジュンク堂那覇店、メディアトランス、青い海、ホテルモントレ、ソニービジネスオペレーションなどの地元企業のほか、宜野湾警察署、西原町役場、那覇市立図書館、JICA沖縄国際センター図書資料室などの公共サービスなどのインターンシップ報告もありました。


「インターンシップ期間中は大変なことも多かったけど、その分、毎晩寝る前に自分は何をしている時が一番幸せなんだろう、と考えるようになった。どんな仕事が自分にとっての幸せなのかを考える良い機会になると思うので、2年生のみなさんはぜひ来年参加してほしい」
「仕事ではコミュニケーションが大事、と言われることが多い。自分はあまり人づきあいがうまくないので不安もあったが、職場で求められるコミュニケーションは人づきあいを円滑にするという意味とはちょっと違っていて、仕事に関して思ったことをちゃんと言う、意見が違うときはきちんと議論する、ということだと気が付いた」
「日文で学んでいる文学・言語学が社会に出てどう役に立つのかを考えたくてインターンシップに参加した。海外とのやりとりが多い職場だったので、海外にいる日本語ができる方とのメールのやり取りではわかりやすい表現が求められることが多くて、言葉の力の大切さに気付かされた」
「仕事では自分の意見を伝えることだけでなく、聞く力も大切だと思った。図書館で「猫の本はどこ?」と聞かれた時に、猫の飼い方の本なのか、生態の本なのか、写真集なのか、絵本なのか、をしっかり聞き出さないとニーズがつかめないという経験をした。このことは他のサービス業にも当てはまると思う」
などなど、参加して初めて分かる生の言葉の1つ1つに、2年生たちも一所懸命メモをと取っていて、学ぶことがたくさんあったようです。

発表の後は、桃原千英子先生より、インターンシップを終えた3年生へのねぎらいの言葉と、2年生へのアドバイスとして、「就活を始めるためには自分の強みを知ることが大切。自分の良さは人との関わりの中でしか気づかない。たくさんの人や学問と交流して自分を磨いてください」というメッセージもありました。

本日は、インターンシップで着用した服装で報告会に参加してもらったり、報告会に「新たな自分と未知なる体験」というタイトルを付けたり、1人1人の発表にもテーマがあったり、職種が偏らないように、営業、技術、製造、小売り、公務などにわけて報告するなど、例年にはない工夫がたくさんみられました。
2年生にしっかり自己の体験を伝えたいという3年生の想いが伝わる熱い報告会になりました。