文字サイズ

日本文化学科のブログ

ブログ

【西岡敏先生がワークショップ「しまくとぅばライティング」の講師を担当しました!】

先生も頑張ってます
2019年2月24日(日)、沖縄県立博物館美術館 美術館講座室で「ワークショップ しまくとぅばライティング」が行なわれました。担当は、日本文化学科で琉球語の授業を担当している西岡敏先生で、今回、昨年度に続き、2回目の開催となりました。



「しまくとぅば」は、まずは「話す」「聞く」ものとしてあったのですが、危機言語としての「しまくとぅば」は「読む」「書く」ものとしても考える必要が出てきています。

「ワークショップ しまくとぅばライティング」では、「しまくとぅば」を実際に「書く」ことを一緒に取り組み、「しまくとぅば」をどのように書いて記録していくかについて考えます。

具体的には、ラジオで放送されている「方言ニュース」や沖縄県で発行されている『しまくとぅば読本』の音声教材を題材にしながら、その記述(記録)に実際に取り組み、テキスト作成や辞書作りなど、「しまくとぅば」を「書くこと=ライティング」の実践活動につなげていくことを目標にしています。

そもそも「書く」といっても、「しまくとぅば」の書き方が現在はっきりと定まっているわけではありません。
「漢字かな交じり表記」や「かな表記」、「ローマ字表記」など、「しまくとぅば」の表記法にも様々な考え方があります。
このワークショップでは、「ルビ付きの漢字かな交じり表記」という立場に立ちながら、しまくとぅば音声の「書き取り」を行なっています。