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日本文化学科のブログ

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【日本語教育副専攻課程のご紹介 外国人留学生向け日本語科目の見学に行ってきました!】

日本語教育副専攻課程通信(日本語教師)
沖縄国際大学日本文化学科には日本語教育副専攻課程が設置されており、「日本語教員資格」を取得することができるようになっています。日本語教員(日本語教師)とは、外国に住む方、または日本に仕事や勉強にやってくる外国人に日本語や日本の文化を教える専門職です。
沖縄でも外国人がどんどん増えてきていて、日本語教員へのニーズが高まっています。日本文化学科にも日本語教員資格を取得する学生がかなり増えてきました。



沖縄国際大学では外国人留学生が日本語を学ぶ科目が設置されており、日本文化学科の専任教員であり、日本語教師としての経験もある奥山貴之先生もいくつかの科目を担当されています。
2019年5月16日、日本語教員を目指す学生たちが、「日本語会話/聴解Ⅰ」という科目にお邪魔して、奥山先生の授業を見学させていただきました。学生たちからレポートが届きましたのでご紹介します。
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本日のテーマは「~だけに」でした。
“がんばっただけに、試験に合格できてうれしい”や“バイクを盗まれてしまった。買ったばかりだっただけに、くやしい”
というように、「~だけに」を使うことによって、後ろの感情を強くすることを理解することが目標です。



授業は、学生も先生も和気藹々とした雰囲気でスタートし、序盤での奥山先生が学生を当てながらテーマの説明を行っているときから、多くの留学生たちが積極的に発言し、笑顔とともに授業を盛り上げているのが印象的でした。

また、学生が問題を各自で解く時間の時も、教室を回り、指導していた奥山先生と、アシスタント学生へ留学生のみなさんが一所懸命に質問を行っていました。
会話形式で行うトレーニングのところでは、答えに詰まってしまった方や答えを間違ってしまった方もいたのですが、すぐに周りの留学生たちが日本語でやさしく手助けや指摘をしていて、皆さんの仲の良さが伝わってきました。

授業の後半はペアを作って、テーマにそった会話文を作り、実際に会話して発表しました。各々のペアの個性が出ていて面白く、見学していた私たちもついつい笑顔にさせていただきました。

韓国、中国、インドネシア、ペルー、フランスなどなど、沖縄国際大学にはいろいろな国の留学生がいますが、授業の中では国籍に関わりなく、「日本語」という共通の言語でみんなで楽しみながら学習していたのがとても印象的でした。日本語を学びたい、マスターしたいという意欲で溢れた教室の雰囲気は、私たち日本人学生の授業の様子とは少し違っていて、自分自身の学びに向かう姿勢をは反省させられたりもしました。

日本語教員という仕事の難しさと大切さ、そして専門性を感じることができる一日になりました。
留学生のみなさん、これからも頑張ってください!