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日本文化学科のブログ

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【方言博士・西岡敏先生からの挑戦状が届きました。琉球語クイズ!】

琉球文化コースの取り組み
沖縄の「方言」は沖縄文化を根っこで支える大切なもの。(方言ではなく、「琉球語」とも言います)
シマに生きてきた人達は、「方言」によって、泣き、笑い、歌い、祈りを捧げてきました。しかし、最近は「方言」を聞き取れない世代も増え、来世紀に「方言」が生き残っているのか怪しくなってきています。

日本文化学科では「方言」を学び、次世代に継承していくために琉球文化コースを設け、様々な授業を提供しています。
例えば、「琉球語会話」という授業では、コンピュータ教室を使って、独特の発音を会話練習したり、聴き取りを行ったり、練習問題を解いたりしています。
高校までの「国語」や「英語」とは一味違う「語学」の授業ですが、身近なことばを知れば、「ことば」の色んな仕組みが分かります。世界の多様な文化と共生していくとき、シマの「方言」はまさにヌチドゥクル(命所=大切な所)。
沖縄の言葉を学ぶことは、沖縄の文化・歴史を知るためのパスポート。受験生のみなさん、日本文化学科で琉球語を習得し、実際に話すことで、アイデンティティを再確認してみませんか?

ということで、ここで突然ですが、日本文化学科で琉球語の授業を担当している西岡敏先生から、方言(琉球語)クイズです!



「イチチヌ イーベー イヌ タケー ネーラン」
 
これは、五つの指は同じ高さのものはない、という、多様性を認めるおきなわのことわざとして知られている言葉です。
最初の「イ」で頭韻を踏んでいますが、微妙に発音の違う「イ」が含まれています。それはどの「イ」でしょう?

<正解>
「イヌ タケー」の「イ」。
「イィ」や「ヰ」と表記されたりもします。