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日本文化学科のブログ

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【海外日本語教育実習に参加した4年生の富村さんから感想レポートと写真が届きました!】

日本語教育副専攻課程通信(日本語教師)
少し前ですが、今年の夏休みを利用して、日本語教師を目指す4年生学生たちが4年間の学びの集大成として参加した、タイのパンヤーピワット経営大学での日本語教育実習の感想をまとめたレポートと写真が届きましたのでご紹介します。日文生たちが海外で生き生きと学び、奮闘している頼もしい様子をぜひご覧ください。
★★★★★★★

 海外での日本語教育実習は、私の大学生活においてのひとつの目標であったため、今回タイでの実習に参加できたことを非常に嬉しく思います。尚先生をはじめ、奥山先生、タイで私たちを指導してくださった田島先生、タイで出会った沢山の先生方、学生の皆さんに心より感謝いたします。







 私は、大学入学以前から日本語教師という職業、そして沖縄国際大学の海外日本語教育実習に興味があり、日本文化学科に入学したら参加しようと決めていました。日本語教育副専攻課程の授業はとても楽しく充実したものでしたが、受講していくうちに外国語として日本語を教えることの難しさを実感していきました。それと同時に、本当に私が日本語を教えることなんてできるのだろうか、という気持ちも大きくなっていきました。実際、タイへ出発するときの私は不安でいっぱいでした。



 タイに着いたのは土曜日で、さっそく火曜日から教案を作り始めました。沖国での実習で略案・細案は作ったことはありましたが、自分一人で一から作るのは初めてだったため、少し戸惑いました。しかし、タイでの指導教員である田島先生は本当に丁寧に教えてくださり、お忙しい中、放課後や休みの日も私たちの指導に時間を割いてくれました。そのおかげで、不安な気持ちよりも、自分で授業を作っていく面白さや楽しさの方が大きくなっていきました。



 実習の教具はパワーポイントで、90分の授業を2回行いました。沖国での模擬授業・教壇実習は、イラストや文字カードなど全て印刷・手書きで行っていたため、授業スタイルは大きく異なっていました。しかし、パワーポイントは授業の流れを全てスライドに入れることができるため、落ち着いて実習に臨むことができました。正直なところ、沖国での実習は学生一人一人に気を配る余裕も、授業を楽しむ余裕もなく、反省点ばかりでした。教壇実習も一回しかないため、反省を活かすチャンスもなく、とても心残りがありました。そのため、タイ実習も不安はありましたが、前回できなかったことを少しでもできるように心掛けました。実際授業を行ってみると、タイの学生はみんな素直で一生懸命で、とても意欲的に授業に参加してくれました。そのおかげで私もとても楽しく、リラックスした状態で授業ができ、学生に気を配りつつ進めることができました。



 滞在した3週間のうち、半分以上はホテルと学校の往復でしたが、実習以外でも学生と食事に行ったり、タイの名所を観光したりして、とても充実した生活を送ることができました。実習だけでなくタイの文化や生活にも触れることができ、とても有意義な3週間でした。改めて、今回の海外実習をサポートしてくださった全ての皆様に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。