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日本文化学科のブログ

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【地域の公民館やJICA沖縄などに英語翻訳版・沖縄の昔話絵本を寄贈しました!】

多文化間コミュニケーションコースの取り組み
日本文化学科では、3年生から受講できるアドバンスド科目の1つとして、「児童文化論」「アカデミック・セミナー」という1年間の科目を通して、沖縄に伝わる民話・昔話を子ども向けにアレンジし、イラスを描き、英語に翻訳して、糸や段ボールなどを使って世界に1冊しかない手作りの絵本をつくり、地域の読書施設に届ける活動を15年近く続けています。

今年もたのしい絵本がたくさん完成しましたので、2月中旬より、寄贈の希望があった読書施設や日ごろから学生の実習でお世話になっている施設に寄贈させていただいています。



この日(2020年2月14日)は、絵本作りを指導した山口真也先生と、図書館情報学研究室の4年生が、宜野湾市立中央公民館図書室と、JICA沖縄の図書資料室に絵本を届けに伺いしました。



公民館図書室では、担当司書の崎原さん(日文卒業生)が過去に寄贈させていただいた手作り絵本を児童コーナーの一画に集めた「民話にふれよう」コーナーを常設してくださっているとのことで、寄贈した絵本を大切に扱っていただいている様子や、沖縄の大切な文化が次の世代に伝わっていく様子をみることができて、1年間とても苦労をした分、とてもはげみになりました。



英語版の絵本をお届けするのは今回が初めてでしたが、小さなお子さんを連れた保護者の方から、英語の本を読みたいというニーズは図書室でも意外に多いそうで、わかりやすい英語で書かれた今回の絵本もたくさん活用してもらえるのではないでしょうか、というお話もありました。

JICA沖縄でも、寄贈後はきちんとデータ登録をしてくださり、研修委員の方への沖縄文化の紹介や子どもたちへの英語を使ったイベントなどで活用していただけるそうです。

今年度の絵本作りでもいろいろな方にお世話になりました。各施設で絵本が広く活用されることを願っております。