2020年3月19日に開催された沖縄国際大学第48回卒業式にて、日本文化学科4年生の宮城伸尭さんが「学部長賞」を受賞しました。

宮城さんは図書館司書になることを目指して沖縄国際大学に入学し、図書館情報学ゼミの活動では、地元の公民館図書室のリニューアル、沖縄少年院でのブックトークのレクチャー、書店でのブックフェアの企画・運営、病院患者図書館へ本を届ける取り組みなどでリーダーシップを大いに発揮するとともに、司書課程の演習科目や図書館のライティングサポートのスチューデントアシスタント(SA)としても後輩のサポートに尽力してくれました。また、「学校図書館における子どもの読む権利(知る権利)と資料選択」をテーマとした卒業研究は原稿用紙200枚を超える大作で、学科内で高い評価を受けており、今年度の日本文化学科の卒業論文奨励賞も受賞しています。



宮城さんは、司書課程の授業の他にも、、日本文化学科の専門科目にも真摯に取り組み、大変優秀な成績を収めています。さらに、日本文化学科がカリキュラムの柱としている「ライティングセンター」でのアシスタント業務を3年生で抜擢されるとともに、本学図書館での文献検索のサポーターとしての業務も務め、日本文化学科のディプロマポリシーにもある「優れた思考力・判断力・表現力等を有し、適切なコミュニケーション能力」を備えた人物として優れた実績を残してくれました。

宮城さんのこうした地道で真摯な努力は、難関である沖縄県学校事務(司書)採用試験の現役合格という形で大きく実りました。図書館司書を目指す多くの学生のロールモデルとして大変よい影響を与えていることも、学部長賞を受賞した理由の1つとなっています。

宮城さんは春から沖縄県中部にある中高一貫校の学校司書として勤務することになっています。司書課程で頑張っている後輩たちの目標としてこれからも宮城さんらしく頑張ってほしいと思います。本当におめでとうございます。