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日本文化学科のブログ

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【キャンパスライフ日記⑦ 1年生のキャンパスライフ(3)鬼慶良間】

そのほかもろもろ
日本文化学科に入学すると、どんなキャンパスライフが待っているのでしょうか。
現役の大学生から日本文化学科のキャンパスライフの魅力を語ってもらう【キャンパスライフ日記】。
毎年ほとんどの1年生が受講する「プロジェクト演習」という講義があります。
第7回はこの講義で作る「鬼慶良間」という演劇について。
毎年、大学祭で「鬼慶良間」の講演をしています。
では、さっそく日本文化学科で充実した学生生活を送っている学生のレポートをご覧ください。






日文には、前期に「日本語表現演習Ⅰ」という講義がありますが、その続きとして、後期に「プロジェクト演習」というものがあります。
「プロジェクト演習」では、この講義を取っている、約 90 名もの生徒で「鬼慶良間」という劇をします。
これは日文の一年生のみしか参加することができない最高の特権です。
講義の先生は、フリーアナウンサーとして沖縄で活躍されている佐渡山美智子先生です。
佐渡山先生が親身になって、時には相談にも乗っていただきながら、丁寧にご指導してくださいます。

「鬼慶良間」は脚本だけを先輩から代々引き継ぎます。
そして、キャスト(1,2,3幕)、音響、撮影、舞台美術、広報、庶務、そして全体の指揮を執る、
演出班の7つの班に分かれて、各班が自分たちで考えて仕事をします。

私は、その中でも特に全体をまとめる重要な役割「総合演出」を務めていました。
正直、仕事の量がとんでもなかった^^!
何度「このまま逃げてやろうか!」と考えたことか…。(笑)
私はこの講義で「人を信じて頼る」ことを学べたことに大きな価値を感じています。
“人に仕事を預ける。”
仕事ができる人ほどこれができないような気がします。
「人に頼むよりも、自分でやった方が早いから」といって、何でも自分一人でやろうとして、
先生に何度も怒られてしまいました。
意外と難しいことなのですが、必ず社会で使う一種の能力だと私は思います。
相手を信用して、重要な仕事を任せる。もし思い通りの結果ではなかったとしても、
決して怒らず、不満を言わずに、もう一度改めて的確な指示を出してやってもらう。
これがどんなに難しいことか、身をもって痛感しました。

私はまだまだ自分のリーダーシップ性を伸ばしたいので、本当はもう一度「鬼慶良間」をやりたいのですが、そんなことはできないので、ここで学んだ「能力」の種を植えて、大学でもっと大きく育てて、自分の武器にしたいと思います。
日文だけの超プレミアム講義です^^