図書館情報学の授業を担当している山口真也先生が執筆・編集者の1人として参加した著書『学校司書のための学校図書館サービス論』、2021年3月に刊行されましたが、好評につきこのたび増刷されることになりました。

本書は、文部科学省が定める〈学校司書のモデルカリキュラム〉における科目「学校図書館サービス論」のテキストとして編集されたもので、山口先生も所属する、学校図書館問題研究会内で構築してきた理論と実践をもとに「学校図書館とは何か」「学校司書のあるべき姿」を考える一助となるよう企画・編集されています。今回の増刷では、一部用語の修正をおなっています。



全12章のうち、山口先生が担当した章は、
第3章「資料提供・情報サービス」
第5章「利用環境の整備(1)　図書館資料の整備」(田村修氏、篠原由美子氏と共著)
第12章「学校図書館サービスと著作権」
の3章です。

山口先生が専門で研究している「図書館の自由」との関わりも第3章を中心に述べられていて、学校図書館における資料提供のあり方を深く論じている点も特徴的です。

沖縄国際大学では2021年度から学校司書のモデルカリキュラムが本格的にスタートし、本書をもとにした授業も行われています。テキストをもとにした授業の様子は、『沖縄県図書館協会誌』第25号で詳しく読むことができます。

「学校司書モデルカリキュラム、はじめました　ーコロナ禍での取り組み・成果と課題」
https://www2.okiu.ac.jp/yamaguchi/06_yamaguchi2022-1.pdf





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