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日本文化学科のブログ

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【キャンパスライフ日記⑩ 大学4年間を振り返って(2)】

そのほかもろもろ


日本文化学科に入学すると、どんなキャンパスライフが待っているのでしょうか。
現役の大学生から日本文化学科のキャンパスライフの魅力を語ってもらう【キャンパスライフ日記】。
今回は「大学4年間を振り返って(2)」が届いています。卒業生が日本文化学科での4年間をどのように感じているのか、是非読んでみてください。





 私の大学生活4年間を振り返ってみると、忙しかった年もあれば穏やかだった年もある温度差の激しい大学生活でした。
 一番慌ただしかった1年生。右も左も分からない中、慣れない講義の登録や友達作りに苦戦していたのを思い出します。一年生の後期、講義の一環として行った「鬼慶良間」公演では第二部のキャストリーダーを務めました。キャストがどうやって真剣にふざけられるのかを考えながら楽しくお芝居の指導をし、本番ではお客さんを大笑いさせることができるまでに成長することができました。辛いことも数え切れないほどありましたが、この講義で日本文化学科の絆が深まった期間だったので今では良い思い出になっています。

 私は1 ・2年生の間、琉球芸能文学研究会というサークルに所属していました。そこでは、琉球舞踊や八重山舞踊・琉球の歌を毎週の稽古を通して学ぶことができました。踊りや歌を学ぶだけでなく、自分達でパンフレットやチラシの制作・協賛広告の収集など、普段演者側でもやることの少ない裏方の業務を経験することができました。外部や目上の方との連絡の取り方・接し方を学ぶことができ、現在の生活にも活かされています。








 3・4年生になると沖縄でもコロナが蔓延し、大学内にも入れない期間がありました。3年生の時に関しては、ほぼオンライン講義になって誰にも会わなくなり、本当に自分は大学生なのか分からなくなるくらい不安な時期もありました。そんな中迫ってきた卒業論文制作。中高生の読書感想文ですら「はぁはぁ」言っていた自分が二万字以上という人生で最大の量を本当に書ききれるのか正直不安でいっぱいでした。「ミュージカル」と「沖縄芝居」を比較する事を目的として3年生の後期から卒業論文の発表を繰り返し、理解度や内容を深めていきました。一年以上をかけて徐々に文量を増やし執筆したため、不安だった二万字はそれほど苦労する事なく越える事ができ、内容を重視する事ができました。その結果、卒業論文奨励賞という賞をいただき、今まで頑張ってきたものはきちんと結果として現れたので、とても良かったと思っています。卒業論文制作の際に多くの助けをくださった我部先生、ゼミ生の皆さんには深く感謝しています。



 ちなみに私は大学卒業後、通信業界で働くことが決まりました。就活を始めた時期がちょうどコロナ禍だったので、オンラインでの説明会や面接が多いのが印象的でした。当時、どんな職が向いているのか分からなかった私は、外部で行っていた合同企業説明会に3回、大学内で案内がされていた企業の説明会に3〜4回ほど参加したりと、積極的に動いていました。その甲斐あって、自分に向いている職場を見つけ無事に内定をいただきました。
 通信業界ではプランや機種の内容、登録の方法など沢山覚えることがあり、毎日勉強ばかりなお仕事です。しかし、大学生活で頑張ったことは必ず結果として返ってくると学んでいるので、その経験を活かし今後の社会人生活に勤しもうと思っています。