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日本文化学科のブログ

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【日本文化学科司書課程のみなさんが「ビブリオバトルオブザイヤー2022」の特別賞を受賞しました!】

図書館司書課程通信
日本文化学科には県内で唯一の司書課程が設置され、図書館司書になることを目指してたくさんの学生が切磋琢磨しながら、日々頑張っています。
図書館情報学を探究する専門ゼミも解説されており、図書館にまつわる現代的なトピックをテーマとした調査研究はもちろん、大学で学んだ知識・スキルを社会に還元することを目指して、大学から学外に飛び出して様々な活動にも取り組んでいます。

日本文化学科司書課程でのこうした活動が高く評価され、このたび、「Bibliobattle of the Year2022」の特別賞(未来の司書を育てるビブリオバトルで賞)を受賞しました!

「ビブリオバトル」とは、みんなで集まって5分で本を紹介し読みたくなった本(=チャンプ本)を投票して決定する、スポーツのような書評ゲームです。このゲームは誕生から10年以上経ち、今では全国で様々な場でプレイされるようになりました。全国に広がるビブリオバトルに関わるユニークな活動を発見し、それらの活動を多くの人に周知することで、各地の活動をさらに盛り上げていくことを目的に「Bibliobattle of the Year(ビブリオバトル・オブ・ザ・イヤー)」という賞が2016年に創設されています。

日本文化学科司書課程の受賞理由は以下の通りです。

「司書課程の授業の一環としてビブリオバトルを取り入れ、地域の図書館で開催された中高生向けのビブリオバトル入門講座のサポートや、沖縄少年院でのビブリオバトルのデモンストレーションなどを実施した。司書を目指す学生にとって、ビブリオバトルや読書が持つ力を深く学び、人と本をつなぐ使命を実感させるような授業を行い、またそれらの取り組みをレポートやブログの形で情報発信して、誰もが共有できるようにした点が評価された」
(https://bibliobattle-award2022.mystrikingly.com/2022)

2019年度の卒業生で、現在は学校司書として県内の学校図書館に勤務されている宮城伸尭さんは沖縄少年院でのビブリオバトルに参加したメンバーのおひとりです。
他にも、公共図書館や学校図書館でのビブリオバトルのコーディネーターとしても活躍されました。
宮城さんたちの世代の図書館情報学ゼミでの活動が評価されての受賞となりましたので、賞状をお届けに学校図書館にお邪魔してきました。



「卒業してからこの様な形で表彰されるとは思ってもいなかったので大変驚いていますが、少年院でのビブリオバトルは自分の大学生活の中でも一二を争うほどの貴重な体験でしたので、記憶にも記録にも残る形になってとても嬉しく思っております」と宮城さん。

日本文化学科司書課程では、今回の受賞を励みに、これからもビブリオバトルなどを通して、地域に貢献できるように頑張っていきたいと思っています。