日本文化学科と言えば、文学や言語学を学ぶ学科？、と思う人もいるかもしれませんが、意外にもパソコンを使った授業が多く開設されています。言語学の卒業研究では統計処理のためにいろいろなプログラムを使いますし、国語教員、図書館司書、日本語教師のいずれも、職業としてICTの修得は必須です。

日本文化学科では授業と連動していろいろなパソコンの資格取得を推奨していますが、所定の科目の単位を取得することで「上級情報処理士」(一般財団法人 全国大学実務教育協会)というパソコン関係の資格を取得できるようにもなっていて、毎年30名ほどが資格を取得しいます。卒業後は、学科で学んだプログラミングなどの知識を生かして、IT系の企業に進む学生も少なくありません。

6月からはこの資格の必修科目となっている「児童文化論」という授業で、子ども向けのアニメーションを制作するため、図書館３Fにあるスタジオなどを使ってアフレコ録音を行っています。



この日のアフレコは「母と子とプー草」「お年寄りの知恵」「ミミズの目が見えないわけ」という３作品をグループごとに行いました。今年度は大宜味村に伝わる昔話を題材にして、子どもにもわかりやすく、暴力的な表現にも気を付けながら学生たちなりにアレンジをして、シナリオを作っています。



1年生の時に全員で「鬼慶良間」という舞台づくりを経験しているだけあって、この日の録音はサクサクと順調に進みました。
アニメーションは7月末に完成予定です。どんなアニメーションができるか、ご期待ください！