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日本文化学科のブログ

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【司書課程の学生たちが神森中学校でのビブリオバトル研修会のコーディネートに行ってきました!】

図書館司書課程通信
2023年10月19日、浦添市立図書館の主催の下で、市内の神森中学校の図書委員の皆さんに「ビブリオバトル」という読書活動を体験してもらう研修会が開催され、図書館学担当の山口先生が講師を務め、司書課程の学生さんたちもボランティアとしてお手伝いに行ってきました。

「ビブリオバトル」とは、面白いと思った本をもちよってお互いに紹介しあい、簡単なディスカッションを通して、一番読みたくなった本1冊に投票し、「チャンプ本」を決める楽しい書評会です。

この日は、ふだんからヤングアダルト層の読書推進に力を入れている浦添市立図書館の活動の一環として、市内の中学生にもぜひビブリオバトルに関心を持ってほしいということで、ビブリオバトルを体験してもらおう、ということになりました。



いきなりビブリオバトルをやってみるのは大変なので、今回は特別に、神森中学校の伊波先生、島袋先生、学校司書の金城先生にデモンストレーションとしてビブリオバトルの実演を見せていただき、その後、シナリオ作りのワークと、2人1組での練習、さらに代表者6名による生徒さんによるミニビブリオバトル大会を開催しました。

ちなみに、先生たちのデモ大会のチャンプ本は島袋先生が紹介された『カラフル』(森絵都著)、生徒さんたちのミニビブリオバトル大会でのチャンプ本は『魔女と過ごした7日間』(東野圭吾著)でした。







練習後に開催した生徒さんたちによるミニビブリオバトル大会は参加したい人に挙手をしてもらったのですが、当初は3名くらいと手が上がるといいなと思っていたところ、なんと1年生から3年生まで6名の手が上がり、白熱したバトルになりました。
ビブリオバトルの醍醐味は、本のプレゼンはもちろんですが、ディスカッションでの質疑応答が意外な本の魅力を引き出して勝敗に影響することがあります。最初の内は、なかなか質問が出にくかったのですが、後半になるにつれて生徒の皆さんからも質問の手が積極的に上がって、短い時間でしたが、生徒さんたちがあっという間にビブリオバトルのコツをつかんでくれて、本格的なビブリオバトル体験ができたように思います。



終了後には、図書委員のみなさんからのサプライズのお礼ということで、本のカバージャケットを使ったポーチと手作りのしおりもいただきました。_(._.)_
浦添中学校の図書委員のみなさん、これからも学校の読書のリーダーとしてたくさん図書館を使ってくださいね。



会場準備などでお手伝いいただいた浦添市立図書館の皆様、市内学校図書館の司書の皆様、そして、神森中学校の先生方にもこの場を借りてお礼申し上げます。