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日本文化学科のブログ

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【沖縄国際大学卒業式にて、卒業生を代表して日文4年生の石川さんが答辞を述べました】

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2024年3月15日に開催された沖縄国際大学卒業式、今年度の卒業生答辞は日本文化学科4年生の石川さんが担当しました。

在学中、日本文化学科での文学の授業やサークル活動で得た理論や表現スキルをもとに、様々な文学賞にチャレンジし、琉球大学図書館主催「びぶりお文学賞」3年連続入賞といった実績を残した石川さん。本学図書館や研究所では、図書館司書課程で学んだ知識を生かして、寄贈された琉中関係資料の整理や専門資料の目録作成、さらに、後輩たちのレポートライティングの指導、文献探索のレクチャーなども幅広く担当してくれました。石川さんが文化情報学研究室にて2年間かけて取り組んだ卒業論文は「卒論奨励賞」を受賞するとともに、日本文化学科の成績優秀者にも選ばれています。

石川さんたち、いまの4年生の世代は【2020年4月】に沖縄国際大学に入学しました。ちょうど新型コロナウイルスの世界的流行が広がり始めたころで、入学式も突然中止となり、初日以降は大学への登校もままならず、思い描いていた大学生活とはかけ離れた、困難な毎日が続いたと思います。



「入学直後から、私たちは人との交流に制限がある中で日々の生活を送ることになりました。しかし、先生方がオンラインという形式で授業を展開してくださったことは、今までとは違う形での学びのあり方を知るきっかけとなりました。また、大学図書館も、入館予約制を取り入れるなど、私たちの学びを止めない方法を常に模索してくださいました」と石川さん。




(文学担当の村上先生といっしょに)

「この変化の激しい社会において、学生時代に経験した困難は、マイナスにのみ作用するものではありません。柔軟な対応力や前向きに物事を捉える姿勢の大切さをに似つけることのできた4年間でした」という言葉通り、困難な状況の中でも、好奇心・向上心を失わずに、有意義な学生生活を送ってくれたことが伝わってくる、心温まる、すてきな答辞でした。


(ゼミ担当の山口先生といっしょに)

卒業生のみなさま、石川さんの答辞にもあったように、大変なことも多かった4年間だったと思いますが、その分、この時代だからこそ身につけられた力も多かったのではないかと思います。学生たちの学びを支えてくださったご家族のみなさまにも、改めて心からのお礼とお祝いを申し上げます。
ご卒業、おめでとうございます!