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日本文化学科のブログ

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【本日は沖縄国際大学の卒業式、先生たちの手作りの卒業証書授与式を行いました!】

イベント
2024年3月15日、沖縄国際大学体育館兼講堂で卒業式が挙行され、式典終了後、5号館107教室にて、日本文化学科卒業証書授与式が開催されました。

この授与式は日本文化学科の恒例行事で、先生たちの手作りの式です。
卒業証書を1人1人手渡し、学科の先生1人1人からの贈る言葉が寄せられました。

「みなさんとは文学の授業で夏目漱石の『こころ』を読み合いましたね。『こころ』の主人公は、実は卒業証書をもらってすぐくちゃくちゃにしてしまいます。皆さんはそんなことはしないと思いますが、入学当初からコロナ禍で大変な中、ご家族の支えもあって今日の日を迎えられたと思います。証書は大切に持って帰って、ぜひご家族と喜びを分かち合ってほしいなと思います」
と学科長であり、文学担当の村上先生。



図書館学担当の山口先生からは、「毎年、卒業式には、この学生さんの指導は大変だったなぁとか、この学生さんはあまり言うことを聞いてくれなかったなぁとか、そんなこともちょっと思ったりするのですが、いまの4年生の皆さんにはそういう思い出が一つもなくて、いい思い出ばかりで、入学当初から大変な状況の中、本当に一所懸命勉学に励んでくれたように思います。でも、ほかの先生方のお話を聞いていて思ったのですが、それはもしかすると、入学当初からいろいろな制約があって、我慢することになれてしまったから、わがままを言ってくれなかったのかな?、とも思いました。人生は1回きりです。卒業後はあまり我慢せずに、もっとわがままに、自分の人生を楽しんでください。ご卒業、おめでとうございます」という言葉がありました。

日本語学担当の下地先生からは、「今朝ニュースをみて知りましたが、今日、3月15日は”最高の日”と言われているそうですね。ニュースによると、今日の行いは必ず倍になってかえってくる、そんな一日だそうです。ただし、よい行いも悪い行いも倍になってかえてくるそうなので、今日は、4年間がんばった自分をふりかえりつつ、支えてくださったご家族に感謝する、そんな素敵な一日にしてほしいなと思います」というメッセージが寄せられました。



教職担当の田場先生からは、「古典文学の担当なので(?)、歌を歌います」ということで、和田アキ子さんの「あの鐘を鳴らすのはあなた」の独唱のプレゼントもありました。



先生方の贈る言葉の後は、学科成績上位者10名の表彰式があり、学科を代表しての名嘉眞さんより、卒業生からのあいさつがありました。
名嘉眞さんは現役で国語科教員採用試験に合格し、春から初任者として研修を受けるそうです。
「入学当初から様々な制約がある中でも、そうした状況だからこそ、人と人とのつながりを大切できたことがよい思い出です」「田場先生から、何事も目標を高くもって取り組むことの大切さを教えていただいたことが励みになりました」と名嘉眞さん。







式典の最後には、今年度で退職される兼本敏先生から「私も皆さんと一緒に卒業します。私はもらえませんが、卒業証書は、これからの時代をつくる皆さんにとって、未来へのパスポートです。大切にしてください」というメッセージもありました。



昨年度までのコロナ対策はすべて解除され、今回は制限なしの式典となりました。学科の証書授与式も保護者の方に集まっていただき、卒業生の門出を見守っていただきました。ご家族の皆様のあたたかなご支援があったからこそ、多くの学生がこの日を迎えることができたと思います。



日本文化学科教員一同、心から感謝申し上げます。
明日から皆さんがいなくなって寂しくなりますが、いつも、いつまでも心から応援しています。
ご卒業、おめでとうございます。