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日本文化学科のブログ

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【下地ゼミの学生たちが八重瀬町安里集落での言語調査を実施しました!】

琉球文化コースの取り組み
2025年2月17日、日本文化学科下地先生のゼミメンバーが八重瀬町安里集落での言語調査を実施しました。
2名の話者の方にご協力いただき、2班に分かれて調査を行いました。





事前に安里方言の特徴や集落について学習し、調査のデモンストレーションも行うなど、しっかりと準備をしていたおかげで、スムーズに調査を実施することができました。





安里方言は沖縄本島中南部方言(沖縄語)の1つなのですが、他の中南部方言にはあまり見られない特徴が多く見られます。
例えば、他の地域では「s」で現れる音が安里方言では「h」になることが多く、「美しい」という意味の語は、「チュラサン」ではなく「チュラハーン」となります。
調査では、s→h以外のものも含めて、その特徴をきちんと捉えることができました。



安里方言はあまり研究がなされておらず、先行研究も少ないので、今回の調査の成果はとても大事な言語データとなります。
下地ゼミでは、今後も安里集落の言語調査を継続します!