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日本文化学科のブログ

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【JICA沖縄図書資料室に英語版・沖縄の昔話手づくり絵本を寄贈しました!】

多文化間コミュニケーションコースの取り組み
日本文化学科では、3年生から受講できるアドバンスド科目の1つとして、「児童文化論」「アカデミック・セミナー」という1年間の科目を通して、沖縄に伝わる民話・昔話を子ども向けにアレンジし、PCを使ってイラスを描き、英語に翻訳して、世界に1冊しかない手作りの絵本をつくり、地域の読書施設に届ける活動を15年近く続けています。

今年もたくさんの絵本が完成しましたので、日頃から司書課程の実習でもお世話になっている、JICA沖縄の図書資料室に絵本を届けにお伺いしました。例年は学生といっしょにお伺いしますが、今年は日程の調整が難しかったので、、授業担当の山口先生が代表してお伺いしました。

授業での絵本づくりは、民話をアレンジして英訳するところまではグループで行い、そのあとのイラスト作成、DTP、製本などの作業は個人で行います。同じ内容のお話でも、複数の種類の絵本が仕上がるため、この日は、完成した絵本をすべてお持ちして、スタッフの皆様に、JICA沖縄の図書資料室の利用者層にマッチするものを1タイトルにつき1~2冊選んでいただくことにしました。







ふだんの利用者層を想定して、イラストの上手さだけでなく、服装や髪型、自然の様子など、沖縄の文化を外国から来た研修生にわかりやすく、正しく伝えることができる絵本を選んでいただけたようです。

図書資料室には、これまでにも授業の中で寄贈させていただいた手作り絵本が入口の絵本コーナーに配架されており、ブッカーをかけて背ラベルを付けて、書架に並べたときに作品名がわかるようにオリジナルの背表紙を付けていただいたり、大切に扱っていただいている様子が伝わってきました。
数えたところ全部で35冊、もっとも古いものは2017年のもので、著者のところに書かれた当時の学生たちの名前をみて、何をしているかなぁ?、と懐かしい気持ちにもなりました。






学生たちがつくった手作り絵本は、JICA沖縄図書資料室の9類の棚にあります。
貸出もできるようですので、お立ち寄りの際はぜひ手に取ってご覧ください!