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日本文化学科のブログ

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【多文化体験実習で韓国に行ってきました! 景福宮で韓服を体験しました!】

多文化間コミュニケーションコースの取り組み
日本文文化学科では、専門科目で学ぶ多文化理解力やコミュニケーション能力をさらに高めるために、3年生向け科目として「多文化体験実習」という科目が設置されており、集中講義形式で、国内外の様々な場所を訪れて、多文化へのまなざしをより豊かなものにするためのプログラムを準備しています。

今年度は多文化間コミュニケーションコース担当の奥山貴之先生、安志那先生の引率、指導の下で、事前学習として韓国の歴史・文化・社会課題について学んだ上で、安先生の母国でもある韓国に3泊4日で実習に行ってきました。

今回の実習の日程は以下の通りです。

11/20:那覇空港→仁川空港
11/21:景福宮、北村韓屋村での実習
11/22:ビョルマダン図書館の見学、国立中央博物館での体験学習
11/23:仁川空港→那覇空港

参加した学生たちから感想が届きましたので、充実した研修の様子を伝える写真とともにご紹介します。

●今回の韓国実習で特に印象に残っているのは、2日目に訪れた景福宮です。ここでは、韓国の伝統衣装である韓服を着て宮内をまわることができます。景福宮の周りには韓服をレンタルしてくれる出店が多くあって、私たち以外の観光客の方も韓服を着て観光している方がほとんどでした。
沖縄でも御嶽や城跡といった歴史的な場所が観光地として人気ですが、景福宮では衣装の効果もあって、まるで本当に当時の王宮を散策しているような華やかさ・非日常感がありました。歴史や文化の一部を身近に体感できたことはもちろん、観光という側面からも沖縄との違いが感じられて面白かったです。







●今回の実習を通して、日本、沖縄と韓国の文化の違いをもっとも実感したのは「食事」です。同じお箸でも日本とはマナーが違ったり、市場で「全然辛くないよ」と言われて食べてみたトッポッキがしっかり辛かったり。それでも、辛さの中にもおいしさが感じられたのが驚きでした。沖縄の料理では辛さを感じる料理は少ないように思いますし、「辛さ」を「おいしい」と捉えることは少ないようにも思いました。こうした食文化の違いがどのように生じているのか、といったことも考えながら、食事のたびに新鮮なことが多く、毎回おいしく、楽しみながら学ぶことができました。



●今回の実習では、奥山先生、安先生にもアドバイスをいただきつつ、日程のほとんどを自分たちで決定しました。韓国語は専門的には学んでいなかったので、言語的な不安もありましたし、どんな特長の場所なのか、交通手段はどうするか、時間は大丈夫か……などの不安もありました。しかし、実習が始まってみると、不安以上に楽しさや新鮮さでいっぱいでした。事前学習でも韓国の歴史、文化はある程度学んだのですが、やっぱり行ってみて初めて気づくことや自文化との違いに驚くことも多く、今回の実習を通して改めて多文化体験の大切さ・楽しさを実感できました。実習期間中、1分1秒ごとに学ぶことがあって、あっという間に時間が過ぎていきました。今度はもっとゆっくり韓国を訪れてみたいです。