【山口先生による「図書館の自由」をめぐるこの一年のレポートが図書館大会記録集に掲載されました】
図書館司書課程通信
日本文化学科で図書館司書課程の授業や卒業研究を指導している山口先生が、日本図書館協会が毎年開催している「全国図書館大会」(第110回長崎大会)の第7分科会で担当した、「図書館の自由」をめぐるこの1年のレポートが大会記録誌に掲載されています。
大会が行われた2024年は、「図書館界の憲法」とも言われる「図書館の自由に関する宣言」が制定されてから70年の節目の年でした。
図書館大会の報告では、「図書館の自由」をめぐるこの1年の出来事として、著作権侵害を理由とする資料利用制限要請への対応、アメリカの図書館での禁書・検閲要請の動き、『あの子もトランスジェンダーになった』の発売中止、GIGAスクール構想下での教育データの活用の是非、リサイクル本からの帯出者の情報流出問題、マイナンバーカード取得者限定の電子図書館サービスの是非、などを取り上げています。

また、本記録集には、同じく第7分科会の中で行われた、憲法学者・木村草太先生による自由宣言70周年記念講演会の講演録も掲載されています。こちらの記録の取りまとめも山口先生が行っていて、「図書館の自由を支える憲法理論」について、これまで図書館界ではあまり触れられてこなかった考え方なども知ることができます。
大会記録誌は、沖縄国際大学図書館はもちろん、県内の各公共図書館でも後日閲覧できるようになります。
本記録のテーマになっている「図書館の自由」は、司書職を目指すみなさんにも、図書館の使命・役割、基本的人権との関わりなど、図書館と憲法的価値との関係性を考える上でとても大切な考え方ですので、ぜひお近くの図書館で手に取ってご覧いただければと思います。
大会が行われた2024年は、「図書館界の憲法」とも言われる「図書館の自由に関する宣言」が制定されてから70年の節目の年でした。
図書館大会の報告では、「図書館の自由」をめぐるこの1年の出来事として、著作権侵害を理由とする資料利用制限要請への対応、アメリカの図書館での禁書・検閲要請の動き、『あの子もトランスジェンダーになった』の発売中止、GIGAスクール構想下での教育データの活用の是非、リサイクル本からの帯出者の情報流出問題、マイナンバーカード取得者限定の電子図書館サービスの是非、などを取り上げています。
また、本記録集には、同じく第7分科会の中で行われた、憲法学者・木村草太先生による自由宣言70周年記念講演会の講演録も掲載されています。こちらの記録の取りまとめも山口先生が行っていて、「図書館の自由を支える憲法理論」について、これまで図書館界ではあまり触れられてこなかった考え方なども知ることができます。
大会記録誌は、沖縄国際大学図書館はもちろん、県内の各公共図書館でも後日閲覧できるようになります。
本記録のテーマになっている「図書館の自由」は、司書職を目指すみなさんにも、図書館の使命・役割、基本的人権との関わりなど、図書館と憲法的価値との関係性を考える上でとても大切な考え方ですので、ぜひお近くの図書館で手に取ってご覧いただければと思います。