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日本文化学科のブログ

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【4年間をふりかえって その③】

そのほかもろもろ
【4年間をふりかえって その③】
 
【4年間を振り返って】は、卒業を迎えた4年生が大学4年間を振り返って記事を書くという企画です。【その③】は国語科の教職課程を履修し、ゼミでは日本語学の研究をした学生が書いてくれました。ぜひ読んでみてください。



 待ちに待った大学生活がスタートした2021年4月。当時はまだ、新型コロナウイルスが猛威を振るっていました。授業は一部を除いてすべてオンライン授業となり、慣れない環境のなか、パソコンの画面とにらめっこをしていたのを覚えています。
 日本文化学科では一年生は主に、情報の扱い方やレポートの書き方、ExcelやWordの基本的な使い方といった、これから大学生活を送るために必要なスキルを学びます。私は非常にパソコンの扱いが苦手だったため、苦戦したのを覚えています。しかし、一緒に授業を受けていた方と仲良くなって、オンラインで教えてもらったり、学科の先生がとても親切に教えてくれたりして、今ではExcelやWordを使いこなせるようになりました。
 二年生からは、教職課程の「教科教育法」の授業がスタートし、先生になるための様々な知識を身につけることができました。教職課程には同じ「教師」を目指す仲間が多数在籍しています。同級生のみならず、先輩や後輩ともつながりを持ち、みんなで学び合える雰囲気がとても良いと感じました。
 三年生になると、卒業研究に向けて自分の研究したい分野のゼミに所属します。私は、地元八重山の言葉について研究したいと考えていたため、方言研究や日本語の文法について深く研究できる下地先生のゼミに所属しました。ゼミでは一つ上の四年生の先輩方と一緒に活動します。日頃の授業では先輩方の卒業論文の執筆内容や執筆スケジュールに関する発表を聞き、自分の卒業研究に生かすことができました。また、課外活動としてゼミ合宿を行い、ゼミ生同士の交流を図り、親睦を深めることができました。



 四年生になると、履修する授業は少なくなりましたが、教職課程履修生にとっては一大行事である、教育実習がありました。それまで大学で学んできたスキルを最大に生かせるように何か月も前から準備をしました。私は地元の石垣島に戻り、母校で実習を行いました。人生で初めて教壇に立ち、とても緊張したのを今でも鮮明に覚えています。三週間の実習を終えると、大学に戻って反省会などに参加し、さらに学びを深めることができました。そして、教育実習が終わると、いよいよ、卒業論文の執筆が本格化します。私は地元石垣島で話されている「ヤイマヤマトゥムニ」の終助詞について研究しました。アンケートを作成し、石垣島の沢山の方に協力していただきました。一年生の頃は全く慣れなかったExcelとWordを使いこなしながら自分の好きな分野について論文を執筆できたとき、本当に嬉しく思うと同時に、「沖国の日文にきて良かったな」と心から思いました。



 こうして四年間を振り返ってみると長いようで短く、大学で本当に沢山のことを学べたと思います。また、教職課程や下地ゼミのメンバーなど、沢山の仲間と巡り合うことができました。さらに、日本文化学科は先生と学生もとても仲良しな学科で、「卒業しても顔を出してね」と言ってくださいます。私はこの四年間でかけがえのないものを手に入れることができました。
沖縄国際大学日本文化学科、本当にありがとうございました!