【文化情報学研究室で卒論中間報告会を開催! テーマは多文化サービス・電子書籍・現代アート】
研究室・ゼミナール紹介
日本文化学科では、3年生になると全員が研究室を選択し、2年間かけて、卒業論文を執筆するための指導を受けることになります。
情報流通の仕組みや法的な制度、図書館や書店の社会的な役割、表現の自由と自主規制のあり方などを幅広く学ぶ文化情報学研究室では、3・4年生合同ゼミにて、5月から6月にかけて、4年生による卒業研究の中間報告を行っています。
3年生も前期の後半から、各自の興味関心に応じたテーマを設定し、序論の執筆、仮説の設定、検証のための調査法の検討、さらに基本概念を整理するための文献の収集といった、卒業研究の第一段階の学習に入っていきます。
今回のプレゼンテーションは、4年生の研究に触れることで、卒業研究として求められるレベルを確認すると同時に、研究室で学ぶ事ができるテーマへの理解をさらに深め、卒業研究の第一段階を終えた4年生から、テーマ決定に向けてのアドバイスをもらうことを目的として開催しました。

5月15日の授業では、3年生13名、4年生12名が参加し、
「現代アートと大学サークル活動」
「沖縄県の公共図書館における多文化サービスー外国人のニーズにマッチしているか?」
「読書離れ問題への電子書籍を用いたアプローチ」
といったテーマで、4年生が1人あたり20分のプレゼンテーションを行い、3年生へのクイズ出題や、質疑応答を受け付ける形で進めていきました。

プレゼンテーションの後の質疑応答では、
「現代アートの元祖と言われるマルセル・デュシャンの「泉」は、市販のトイレを持ってきただけなのか? トイレそのものを創作したのか? 市販のものを会場に移動するだけでなぜアートと言えるのか? 大学の現代アートサークルもそうした創作物が多いとすれば、表現規制はあまり必要ないのでは?」
「公共図書館の利用者層のうち、外国人はどのくらいいるのか? 利用登録時に「外国人」といった区分はされているのか? サービスを行う上で、相手が外国人だとどのように気づくのか?」
「今後、日本社会の人口減をカバーするために、外国人がさらに増え続けている現状では、これまでとは違う多文化サービスの在り方を考えていくべきでは?」
「紙の書籍では本が読みづらい子どもがなぜ電子書籍だと読みやすくなるのか?」
などの質問が次々に寄せられました。
報告と質疑応答を通して、3年生はゼミの専門テーマについての知識を深めるとともに、4年生も3年生による質問を手がかりに、自分自身の研究課題に改めて気が付かされることも多かったようです。
相互に交流しながら、たくさんのことを学んだ一日となりました。
発表を担当してくれた4年生のみなさん、お疲れさまでした。
次回の報告も期待しています!
情報流通の仕組みや法的な制度、図書館や書店の社会的な役割、表現の自由と自主規制のあり方などを幅広く学ぶ文化情報学研究室では、3・4年生合同ゼミにて、5月から6月にかけて、4年生による卒業研究の中間報告を行っています。
3年生も前期の後半から、各自の興味関心に応じたテーマを設定し、序論の執筆、仮説の設定、検証のための調査法の検討、さらに基本概念を整理するための文献の収集といった、卒業研究の第一段階の学習に入っていきます。
今回のプレゼンテーションは、4年生の研究に触れることで、卒業研究として求められるレベルを確認すると同時に、研究室で学ぶ事ができるテーマへの理解をさらに深め、卒業研究の第一段階を終えた4年生から、テーマ決定に向けてのアドバイスをもらうことを目的として開催しました。
5月15日の授業では、3年生13名、4年生12名が参加し、
「現代アートと大学サークル活動」
「沖縄県の公共図書館における多文化サービスー外国人のニーズにマッチしているか?」
「読書離れ問題への電子書籍を用いたアプローチ」
といったテーマで、4年生が1人あたり20分のプレゼンテーションを行い、3年生へのクイズ出題や、質疑応答を受け付ける形で進めていきました。
プレゼンテーションの後の質疑応答では、
「現代アートの元祖と言われるマルセル・デュシャンの「泉」は、市販のトイレを持ってきただけなのか? トイレそのものを創作したのか? 市販のものを会場に移動するだけでなぜアートと言えるのか? 大学の現代アートサークルもそうした創作物が多いとすれば、表現規制はあまり必要ないのでは?」
「公共図書館の利用者層のうち、外国人はどのくらいいるのか? 利用登録時に「外国人」といった区分はされているのか? サービスを行う上で、相手が外国人だとどのように気づくのか?」
「今後、日本社会の人口減をカバーするために、外国人がさらに増え続けている現状では、これまでとは違う多文化サービスの在り方を考えていくべきでは?」
「紙の書籍では本が読みづらい子どもがなぜ電子書籍だと読みやすくなるのか?」
などの質問が次々に寄せられました。
報告と質疑応答を通して、3年生はゼミの専門テーマについての知識を深めるとともに、4年生も3年生による質問を手がかりに、自分自身の研究課題に改めて気が付かされることも多かったようです。
相互に交流しながら、たくさんのことを学んだ一日となりました。
発表を担当してくれた4年生のみなさん、お疲れさまでした。
次回の報告も期待しています!