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日本文化学科のブログ

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【日文2年生が立ち上げた演劇同好会の朗読劇が開催されました!】

そのほかもろもろ
日本文化学科には、初年次教育の一環として、入学当初から大学祭での上演に向けて演劇に取り組むプロジェクトがあります。昨年、この取り組みを通して演劇に興味を持った学生(2年生)たちが3月に立ち上げた「演劇同好会」の皆さんによる朗読劇が、2018年10月2日に、沖縄国際大学厚生会館ホールにて開催されました。

今回の朗読劇のテーマは児童文学。宮西達也作『きみはほんとうにステキだね』や、レオ・レオニ作『さかなはさかな かえるのまねをしたさかなのはなし』、ジョン・バーニンガム作『コートニー』を情感豊かに朗読しました。

舞台照明、音楽などのお手伝いには、同じく日本文化学科の学生もたくさん所属している放送研究部の皆さんも駆けつけてくれました。
顧問の桃原千英子先生、ふだんレッスンに当たってくださっているフリーアナウンサーの佐渡山美智子先生も会場にきてくださり、終了後には反省会を開いて、部員たちは次回公演に向けてますますやる気を高めている様子でした。


上演後、部員の皆さんに感想を聞きましたのでご紹介します。

『きみはほんとうにステキだね』チーム
・なぜこの本を選んだのですか?
ーー今回朗読会に参加するにあたって、始めにメンバー3人で1冊ずつ絵本を出し合いました。持ち寄った絵本はどれも素敵な作品ばかりでしたが、「きみはほんとうにステキだね」を読むことに決めました。

・大変だったこと、気を付けたところはありますか?
ーー各自アルバイトや用事などで、全員で集まる時間を作るのが難しかったです。ですが、その分集まった時は、部長の吉野さんや佐渡山先生、また、外部コーチに頂いたアドバイスと課題に集中して取り組みました。BGMの音源も、それぞれのイメージの曲を持ってきて、実際に音楽を聴きながら選びました。

・最後に今後の抱負をお願いします。
ーー本番を終えて、今の自分たちできる形で発表できたと思います。ですが、まだまだできるんじゃないかという場面も多々感じたので、どこかでリベンジできたらなと思っています。

『コートニー』チーム
・なぜこの本を選んだのですか?
ーーグループでどんな本を読みたいか話し合ったときに、動物が登場するハートフルな作品を読みたいということになり、最初に目をつけたのが『コートニー』でした。読み進めるうち、犬のコートニーの持つ不思議な雰囲気や言い知れぬ温もりを感じ、彼を多くの人に紹介したいと思い、この本に決定しました。

・大変だったこと・気を付けたところはありますか?
ーー終始楽しい雰囲気を出しつつ、ストーリーの温かさやラストの不思議な雰囲気を印象づけるような読みになるように稽古しました。作品に入り込めば入り込むほど疑問が浮かび、ストーリーへの意識を統一させることがとても難しく楽しかったです。また、音楽や効果音についてもストーリーの世界観を壊さないような音を選びました。

・最後に今後の抱負をお願いします。
ーグループは朗読の経験者もいれば未経験者、一度も舞台に立ったことのないメンバーで構成されており、初めはとても不安でした。しかし稽古を重ねるにつれ、ミーティングを重ねるにつれ、個々の考えてはもちろんスキルも上がってきていい仕上がりになったと思います。手探りばかりの日々でしたが、それぞれが納得できる朗読ができたと思います。

1年生部員も加わり、ますます表現の場を広げている演劇同好会のみなさん。これからの活動にもご注目下さい。