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日本文化学科のブログ

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【国語科教職課程の紹介ーー秋季模擬授業会を開催しました!】

国語科教職課程通信
国語科教員免許の取得を目指す1年生~4年生が、平成30年11月11日(日)に模擬授業会を行いました。

「国語科教育法」を受講している3年次が、教材研究、指導案作成をおこなった後、学生を生徒に見立てて教壇実践を行う模擬授業会は、毎年秋(11月)と春(2月)に開催されます。

「プレゼンテーション」「インタビュー」「スピーチ」「問いをもとに語り合う」、小説『盆土産』『私』、漢文『論語』等々、13名の学生が教壇実践を力いっぱいがんばりました。


各模擬授業後、活発な研究討議も行われました。その際、教育実習を経験している4年次からは、的確な指導助言がありました。指導助言は以下の通り。

・読ませ方の工夫➔着目するところを言う。問いをうながす発問を考えて読ませる。➔目的化された読みになる。(教材に出会ったときの感動は大切にしなくてはいけない)
・活動の前段階を充実させる。(活動をするための材料を提示する)
・めあてーまとめをリンクさせる。めあては、生徒の発言から拾う。(そうすることで主体的な学びにつながる)まとめは身についた能力を自覚させる。
・活動は段階を設けて、スモールステップを大事にする。
・評価はその活動で見取るかまで考えておく。
・生徒は自分自身がやったことしか残らない。教師の話す量を最小限にし、生徒のアクションを増やす工夫が必要。
・考える時間をあたえる。生徒を主体的な活動に導くために、考える時間を設ける必要がある。

教育実習を終えた、4年次のコメントは説得力があり、具体的な実践に即していて、大変勉強になりました。頼もしいなあと思いました。