文字サイズ

日本文化学科のブログ

ブログ

【卒業論文集、続々届いています! 琉球語研究室・近現代文学研究室より】

研究室・ゼミナール紹介
日本文化学科では、卒業研究・卒業論文の執筆指導に力を注いでいます。
1人あたり、多い人で原稿用紙200枚以上の論文をまとめて、研究室ごとに1冊の冊子にまとめることを課題として、4年生になると1年間かけて、仮説・問題意識の設定、基本概念の整理、調査・実験、分析、課題の考察、といった流れで、小学校から大学までの16年間の学習の総まとめとして、探求的な学習を進めていきます。



3月は、4年生による卒業論文をまとめた「卒論集」が各研究室で続々と完成していく時期です。
いろいろあって卒業式後に完成する研究室もあり、この日は、西岡敏先生の琉球語・危機言語再生研究室と、黒澤亜里子先生の近現代・沖縄文学研究室の皆さんの卒論集が届きました。
ちなみに、西岡先生ゼミの卒論集は今年で14号目、黒澤先生ゼミの卒論集は今年で27号目になります。

4年生がどんな研究をしているか気になりますよね。
ということで、両論文集に掲載されているタイトルを少しご紹介します。

『琉球方言研究』第14号
組踊「執心鐘入」と能「道成寺」
琉球歌劇、浜下りについての考察
瀬底方言の変化 名刺を中心に
名詞のアクセントを中心とした本部町東の方言研究と本部町の若者の方言に対する意識調査
名護市字屋部方言の助詞の記述的研究
琉球説話文学の教材化 「銘苅子」から沖縄を知る

『黒澤ゼミナール研究報告集』第27号
「夢十夜」研究 リアルな夢の物語となるトリック
「こころ」研究 同性愛・ホモソーシャルの視点から
樋口一葉「にごりえ」論の研究と整理 「丸木橋」「お力と源七の死」を中心に
志賀直哉「城の崎にて」研究
川端康成「雪国」研究 「愉快な小説」としての「羅生門」
織田作之助「夫婦善哉」研究 大阪という都市空間から読む蝶子と柳吉 ※2018年度卒業論文奨励賞受賞