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日本文化学科のブログ

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【奥山貴之先生が出演した沖国大ラジオ講座の後編が放送されました! ネットでも公開中!】

日本語教育副専攻課程通信(日本語教師)
ラジオ沖縄で絶賛放送中の「沖国大ラジオ講座」。3月下旬に収録が行われた日本語教育担当の奥山先生放送回が、5月1日の前編に続いて、5月8日に放送されました。



今回のテーマも前回に続いて「日本語教育ってそもそもなに?」
日本語学習者と一口にいってもさまざまな人たちがいます。そうした学習者のニーズを調べた上で学習計画・教育計画を立てる必要があり、日本語教育は、背景調査、ニーズ分析、レディネス分析という3つの調査・分析が行われたうえで実施される必要があります。
例えば、レディネス分析とは、学習者がどの程度日本語を理解しているのか、学習者はどのくらい学習時間を取れるのか、経済的な条件としてテキストを購入できるのか、他の言語を学習したことがあるのか、といったことを分析し、1人1人に応じたきめ細やかな日本語教育の在り方を実現してく手法とされています。

また、日本語を外国人に教えるときは、”相手は日本語が分からないのだから外国語を使うのかな?”、というイメージを持っている人も多いかもしれませんが、日本語教育のメジャーなスタイルは「直説法」といって、簡単な日本語で学習内容を指示をすることが多いとされています。1つの教室には多様な国籍の外国人がいますので、英語を必ずしもマスターしているわけでもありません。番組ではこうした日本語の教授法についての興味深い説明もありました。

当日の放送内容は以下のサイトで視聴可能です。
外国人に日本語を教える仕事に興味がある方はぜひ放送を聞いてみてくださいね。

「沖国大ラジオ講座」はラジオ沖縄で18時30分から放送されています。先日、日本文化学科で琉球語を担当されている西岡敏の収録も行われ、近日放送予定となっています。お楽しみに!

http://pod.rokinawa.co.jp/cmserver/PodcastContents/download/okiu_42.mp3