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日本文化学科のブログ

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【卒業研究報告 日本語教育学&日本語学研究室より】

研究室・ゼミナール紹介
日本文化学科には12のゼミナール(研究室)があり、学生1人1人がオリジナルのテーマを設定して、3年生から4年生まで、2年間をかけた卒業研究に取り組んでいます。2018年度の卒業論文も無事に完成しましたので、その中から研究室ごとにピックアップしてご紹介していきます。



■日本語教育学研究室
伊良波みなみさん(浦添商業高校出身)
「韓国におけるネットスラング・ネット由来語の日常生活での使用について」:
大学入学前から韓国に興味があり、韓国のテレビ番組の中で韓国語の中に日本語が混じっているのをたくさん耳にしました。韓国を訪れた際にも、韓国人が「かわいい」という日本語を使用している光景も目にしました。調べてみると、ゲームやSNSの影響があることが分かりました。卒業研究では、このゲームやSNSを経由して韓国の若者に広がった日本語について調査しました。卒業後は日本語教師として働くことが決まっています。卒業研究で学んだことを仕事の現場でも活かしていきたいと考えています。

■日本語学研究室
具志堅南海さん(普天間高校出身)
「漫画の表現における「当て字」についての一考察」:
私は漫画を読むことが大好きです。卒業研究では好きな漫画と言語学を結び付けたいと思い、漫画の中の「当て字」に注目して調査を行いました。「本気」=「マジ」、「規則」=「ルール」などの当て字はいつ頃からどのくらいマンガの中で使われているのか、少年漫画だけの特徴なのか、少女漫画ではどうなのか。先行研究がほとんどない分野だったので苦労も多かったのですが、その分、やりがいを感じられる研究になりました。卒業後は日本語教師として、卒論で得た知識を生かしていきたいと思っています。