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日本文化学科のブログ

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【西岡敏先生が沖縄伝承話資料センターの総会にて特別講演の講師を務めました!】

先生も頑張ってます
沖縄の民話・昔話をたくさん集められた故・遠藤庄治先生。ゼミ生のみなさんが沖縄伝承話資料センターという団体を作り、先生と一緒に集めた約7万話の民話を地域に還元する作業を進めています。



センターの理事である西岡敏先生が取り組んでいるのが、民話のデジタルコンテンツ化。
沖縄の各地域のおじいさん、おばあさんから聞いた語りを収録したテープをデジタル化して、アニメーションと共通語訳をつけたソフトを制作されており、その中間報告と今後の課題を2019年5月25日に開催されたセンターの総会後の講演の中で報告されました。

テープの音声は様々な地域の言葉で語られており、沖縄の方言の専門家である西岡先生でも正確には把握できない地域もあります。その地域の方言がわかる方の媒介がなければデジタルコンテンツ化は進みません。しかし、すでに40年くらい前に集めたテープの中の方言を理解できる方の世代も90歳を超えており、後しばらくすると、何を語っているかわからないテープだけが残される という危機感がある、というお話でした。

日本文化学科の前身である国文学科の卒業生のみなさんが運営している沖縄伝承話資料センター。沖縄の民話・伝説・昔話やその中で使われている言語に興味がある方はぜひご入会ください!



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