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日本文化学科のブログ

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【JLA中堅職員ステップアップ研修の講師を山口先生が務めました】

先生も頑張ってます
日本図書館協会が毎年開催している「中堅職員ステップアップ研修」が大阪私学会館にて9月15日より開催されています。この研修は図書館司書の専門性の確立と強化を目的として、コレクションづくり、サービス計画、障害者サービス、レファレンスサービス、図書館運営の評価、著作権など、現代の図書館に必要な知識やスキルを幅広く学ぶものとなっています。

日本文化学科で司書課程を担当している山口先生が今年度はじめてこの講師を務めることになり、「図書館の自由」をテーマとする研修を1コマ担当させていただきました。



「図書館の自由」をテーマとする研修はこれまでも山口先生は各地で担当してきていますが、今回は「中堅職員」の皆様のステップアップを目的とする、ということで、より専門的に、かつ実践的な学習ができるように、講義だけでなく、グループワークも取り入れて、資料収集・提供の自由、プライバシー保護といった「図書館の自由に関する宣言」のエッセンスを受講生の皆さんと一緒に学びあいました。

グループワークでは、中堅職員という立場を意識して、ただ図書館の自由の理念を理解するだけでなく、その理念を説明する・広げていくという立場から、「カード登録時に性別情報の収集に疑問をもつ利用者がいたらどうするか?」「憲法9条改正をめぐる資料の偏りを指摘されたらどうるか?」というテーマの下で、6人を1つのグループとして、目の前にいる利用者へわかりやすくつたていくというワークを行いました。代表者による発表では、山口先生が想定していた回答以外にもたくさんの意見が飛び出し、山口先生自身も「新しい発見がたくさんありました」とのことです。



研修はこのあとも10月に3日間開催されるそうです。受講生の皆さま、引き続き頑張ってください。