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日本文化学科のブログ

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【日本文化学科の推薦入学試験が本学会場と石垣島・宮古島会場で同時開催されました!】

入試お得情報!
2019年11月15日、日本文化学科の推薦入学試験(一般・指定校・体育推薦入試)が沖縄国際大学と石垣島、宮古島会場にて実施されました。

一般推薦の小論文試験のテーマは「文学は役に立つのか?」「文学の楽しさとはどういうことか?」。




日本文化学科のカリキュラムの中心は言語学と文学。ここ数年は言語学に関わるテーマの小論文が多く出題されていましたが、今年度はもう1つの中心である文学に関する課題文が出題されました。

文学は役に立つのか?、市場的な意味では役に立たないとも言えるかもしれませんが、文学とは、そもそも役に立つかどうか、といった問いかけの前提そのものを問いかけるような面白さがあります。また、役に立つ・立たないというという発想そのものが人間の存在にとって必要なことなのか、ということも疑ってかかる必要があるかもしれません。このように、文学とは日常の発想を揺さぶる不穏なものであり、答えはすぐには見つからないかもしれませんが、1つの問いが次の問いを生む、そうした継続性が丸ごと面白い、といったメッセージが含まれた課題文になっていました。

小論文試験問題に掲載したのは冒頭の一部分だけですので、試験問題を終えて「文学とはなにか?」ということや、「文学の楽しさ」に興味がわいてきた人は、問題文を引用したオリジナルの本(中村邦生さんの『はじめての文学講義ー読む・書く・味わう』岩波書店)も読んでみると面白いと思います。

ちなみに、日本文化学科の推薦入試の問題用紙は昨年度度から文字の形(フォント)をユニバーサルフォントにしていて、行間も広くとるようにしています。体育推薦の問題用紙でも同じようにデザインして、読みやすい形式にしてみましたが、いかがでしたでしょうか?

受験生の皆様のたくさんのエントリーに心から感謝いたします。