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日本文化学科のブログ

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【タイでの日本語教育実習レポート第三弾が4年生の本村さんから届きました!】

日本語教育副専攻課程通信(日本語教師)
少し前ですが、夏休みを利用して、日本語教師を目指す4年生学生たちがこれまでの学びの集大成として参加した、タイのパンヤーピワット経営大学での日本語教育実習の感想をまとめたレポートが届きましたので、第一弾をご紹介します。学生たちが生き生きと学んでいる様子をオフショットの写真とともにぜひご覧ください。

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 私は以前から様々な国へ行ってみたいと思っていたが、金銭的に難しいと考えていた。しかし、今回、国際交流基金の補助を受けてタイで実習をすることができた。最初、タイ実習の機会があると話を聞いたとき、「実習経験も知識も浅い私ができるのか」「3週間も海外で暮らせるのか」と不安があり悩んでいたが、周囲の人が「こんなチャンスはない」と背中を押してくれたため、決断することができた。行く前は先生方や前回参加した先輩方に「しっかりやらないといけない」と言われ、不安やプレッシャーを感じたが、なるべく前向きに考えるように努めた。



 タイへ着いて、実習が始まるとすぐに不安は解消された。実習受入校の学生や、私たちを指導・面倒を見てくださった田島先生は本当に親切で明るい人たちだった。授業は一人で90分を担当すること、教材でパワーポイント使用することが初めてだったので心配だったが、大学で学んできた考え方や知識が役に立って特に問題なく授業を作ることができた。また、田島先生は丁寧に相談に乗って下さり、学生は授業の合間に差し入れを持ってきてくれたり、様々な面でフォローしてくれたため、さらに頑張ろうと思った。


 
 実習日が近くなると学校からホテルに戻った後も、実習メンバーと一緒に相談しながら夜までパワーポイントを作ったり、模擬授業を交互で行ったりして準備した。そして、緊張しながら本番の授業を始めたが、実際の授業はとても楽しくできた。学生たちは授業に積極的に参加し、復唱も大きく発声してくれた。90分の授業が休憩を挟んで2回続くので、集中力を維持するのは難しいと思っていたが、学生たちは完璧でない私の授業を一生懸命きいてくれた。田島先生や学生に感謝の気持ちでいっぱいだった。



 休みの日には、学生がバスやトゥクトゥク、バン、タクシーなどの乗り方を私たちに教えながら観光地へ連れて行ってくれた。せっかくの休日にも関わらず、私たちの食べたいものや行きたいところに付き合ってくれて本当にうれしかった。



 終わってみると、タイの3週間は短く感じた。あまり海外に行ったことがなかったため、不安が多かったが、実際に行ってみると言語が違っても思った以上に生活がスムーズにできることを知った。日本以外の言語や文化に囲まれて生活をする面白さを感じ、今回のチャンスを逃さなくて本当によかったと思った。また、タイへ行きたいと思う。

 最後に、今回の実習において田島先生、PIM大学、国際交流基金、サポートしてくださった先生方や学生に感謝を述べたい。皆さんのおかげで、有意義な実習にすることができた。ありがとうございました。