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日本文化学科のブログ

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【西岡敏先生が副所長をつとめる南島文化研究所の市民講座が開催ーー大学サイトより】

琉球文化コースの取り組み
2019年12月7日、沖縄国際大学に付設されている南島文化研究所では、第41回 南島文化市民講座/2019年度協定校間国際学術交流講演会を開催しました。



講座のテーマは「沖縄と韓国の若者文化」。
沖縄国際大学からは、岩田直子先生、崎浜靖先生、崎濱佳代、打越正行先生が、韓国からは、최 혜경先生、최 유준 先生が報告者として登壇され、「韓国音楽の新世代とディアスポラアイデンティティ」「感情的な主体のネットワーキング戦略――1980年代韓国における若者の詩的な発話分析を中心に」「しーじゃ・うっとぅ関係と建設業――沖縄のヤンキーの若者たちへの参与観察から」といった題目で、韓国・沖縄の若者のあり方を学際的な視点から見つめ、ディスカッションで相互理解を深めました。





講座の最後には、日本文化学科で琉球文化コースを担当しつつ、南島文化研究所副所長もつとめる西岡敏先生より以下のようなご挨拶もありました。

「今回は「沖縄と韓国の若者文化」というテーマで4名の先生にご登壇いただきました。いずれの先生方も、鋭くかつ興味深い学問的な分析を提示してくださいました。その中で見えてきたことは、中央的な国家、あるいは、国家が理想とする仕組みから、言わば、弾き出されてしまっている若者たちが、自分たちなりの力で懸命に生きて行こうとする姿だったように思います。今日、先生方が提示してくださったことを今後の課題として、これからも学術交流を続けて行ければと存じます。カムサハムニダ」

多くの皆様のご参加、誠にありがとうございました。