文字サイズ

日本文化学科のブログ

ブログ

【卒業論文集、各研究室でだいま印刷作業の真っ最中です!】

入試お得情報!
「読む・調べる・書く(表現する)」を学ぶ日本文化学科では、小学校から大学までの16年間の学びの集大成として、「卒業論文」の執筆が必修化されています。1人20000文字以上というルールの下、学生によっては原稿用紙200枚にも及ぶ論文を書き上げます。(今年は原稿用紙400枚という学生さんもいました!)

卒業を目前に控えたこの時期は、各研究室にて卒業論文を印刷・丁合して、1冊の本に製本する作業を行っています。



この日は、図書館情報学とその周辺領域の出版流通・表現の自由(ポリティカルコレクトネス)などを学ぶ「文化情報学研究室」の皆さんが沖縄国際大学の印刷室で各自の卒論を印刷して1冊にまとめる作業を行いました。

文化情報学研究室のみなさんの今年度の卒業論文9本の目次をご紹介します。

●公共図書館における予約・リクエストサービスに関する研究-購入希望と相互貸借に注目して-
●学校図書館におけるライトノベルの取り扱いに関する一考察-沖縄県内の小中学校・高等学校図書館を対象として-
●公共図書館とLGBT(セクシュアル・マイノリティ)-LGBT関連資料の収集・提供に注目して-
●多文化サービスに関する一考察-沖縄県内の公共図書館における多言語表記に注目して-
●「朝の読書」に関する一考察-沖縄県内の中学校での実施状況を対象に-
●書店活性化に関する一考察-カフェの併設・座席設置に販売促進効果はあるのか?-
●戦争表現の変質に関する研究-漫画作品を題材として-
●グリム童話と残酷表現-童話『ヘンゼルとグレーテル』を対象として-
●ジェンダー表現に関する一考察-「スーパー戦隊シリーズ」にみるジェンダー・バイアス-



文化情報学研究室の卒業論文集である『文化情報学研究』は今年で記念すべき20号を迎えます。この冊子は、国立国会図書館や県内の公共図書館に毎年寄贈させていただいています。読書バリアフリー法が施行されたことも意識して、学習障害の方にも読みやすいように、本文をユニバーサルフォントで仕上げていること、また営利目的以外の利用を許諾する「CCBYNCND」といったマークがついている点もほかの研究室の論文集にはない特徴になっています。



この日、製本した冊子は沖縄市にあるコザ印刷所で製本してもらって無事、1刷の本になりました。これから県内の図書館へ寄贈させていただく予定ですので、お近くの図書館でぜひ手に取ってご覧いただけると嬉しいです。