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日本文化学科のブログ

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【JICA沖縄図書資料室に英語翻訳版・沖縄の昔話絵本を寄贈しました!】

多文化間コミュニケーションコースの取り組み
日本文化学科では、3年生から受講できるアドバンスド科目の1つとして、「児童文化論」「アカデミック・セミナー」という1年間の科目を通して、沖縄に伝わる民話・昔話を子ども向けにアレンジし、イラスを描き、英語に翻訳して、糸や段ボールなどを使って世界に1冊しかない手作りの絵本をつくり、地域の読書施設に届ける活動を15年近く続けています。

今年もたのしい絵本がたくさん完成しましたので、日ごろから学生の実習などでお世話になっている施設に寄贈させていただいています。

この日(2022年3月2日)は、JICA沖縄の図書資料室に絵本を届けに伺いしました。
例年は学生とともにお伺いしていますが、コロナ禍の影響で、学生の学外での活動にまだ制約があるため、授業担当の山口真也先生が代表して図書資料室を訪問し、JICA沖縄の総務課課長補佐の若杉さまに絵本を寄贈しました。



図書資料室には、これまでにも授業の中で寄贈させていただいた手作り絵本が入口の絵本コーナーに配架されており、大切に扱っていただいている様子をうかがうこともできました。民話のアレンジからイラスト作成、英語翻訳、製本と、毎年、1年間かけて取り組んでいる成果が、こうして図書館の現場で活用していただけている様子を見ることができ、とても励みになりました。ありがとうございます。







JICA沖縄では、いまは海外からの研修生の受け入れは少なくなっているそうですが、コロナ以前はこの手作り絵本を活用して、研修生に沖縄の文化を紹介したり、子どもたちの英語イベントでも活用していただいていました。

以前のような活動を再開できる日が1日も早く来ることを夢見つつ、学生といっしょにまた図書室にお伺いできる日を楽しみにしております。