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日本文化学科のブログ

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【文化情報学研究室で卒業研究の中間報告を行いました】

研究室・ゼミナール紹介
日本文化学科では、3年生になると全員が研究室を選択し、2年間かけて、卒業論文を執筆するための指導を受けることになります。
(「卒業論文」の提出が必須となっている学科は実は意外に少ないんですよ)

情報流通の仕組みや制度、サービス機関としての図書館の役割などを幅広く学ぶ文化情報学研究室では、3・4年生合同ゼミにて、5月から6月にかけて、4年生による卒業研究の中間報告を行っています。報告は1人20分のプレゼンテーション形式で行い、3年生から質疑応答を受け付ける形で進めていきます。

今回(5月26日)の発表では、
「コロナ禍での公共図書館サービスに地域格差がみられたか?」
「学校図書館においてウェブ小説は適切に収集されているか?」
「電子書籍サービスは利用者のニーズにマッチしているか?」
といった図書館情報学に関するプレゼンテーションの他に、
「ドラえもんにみる児童ポルノ規制の現状」
という、表現論に関わる報告もありました。







3年生も前期の後半から、各自の興味関心に応じたテーマを設定し、序論の執筆、仮説の設定、検証のための調査法の検討、さらに基本概念を整理するための文献の収集といった、卒業研究の第一段階の学習に入っていきます。

今回のプレゼンテーションは、4年生の研究に触れることで、卒業研究として求められるレベルを確認すると同時に、文化情報学研究室で学ぶ事ができるテーマへの理解をさらに深め、卒業研究の第一段階を終えた4年生から、テーマ決定に向けてのアドバイスをもらうことを目的として開催しました。

1人1人工夫をこらしたプレゼンテーションの後の質疑応答では、3年生からたくさんの質問が寄せられ、3年生は4年生のレクチャーを通して知識を深めるとともに、4年生も3年生による質問を手がかりに、自分自身の研究課題に改めて気が付かされることも多かったようです。
相互に交流しながら、たくさんのことを学んだ授業となりました。
4年生のみなさん、お疲れさまでした。