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日本文化学科のブログ

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【キャンパスライフ日記⑥ 4年間を振り返って その1】

そのほかもろもろ
大学生の生の声をお伝えするキャンパスライフ日記、今回は先日卒業式を迎えた学生が、4年間を振り返って記事を書いてくれました。
以下、学生からの報告です。



 みなさんこんにちは。私は2023年3月に日本文化学科を卒業しました。
 大学生活は、たくさんの人との出会いや様々な経験から得られる学びがあり、あっという間に過ぎていきました。
 この4年間の中で最も印象に残っているのは、大学祭で上演を行った「鬼慶良間」という創作民話劇です。演出方法、舞台装置の製作、小道具や大道具、衣装の調達など、全て1年生だけで取り組むことになっており、日本文化学科で30年以上も続く伝統行事となっています。この舞台を上演するまで、関わることのなかったメンバーと、たくさん話し合いを行いながら一つの作品を作っていくのは、貴重な経験になりました。私は小道具班として、第2幕で使用する道具の作成を行いました。「良いものを作りたい」という思いから、意見がぶつかり合うこともありましたが、その分、学生同士の絆も深まったのではないかと感じています。そしてなにより、幕が上がった時の緊張感と、上演が終わった時の安心感、達成感に満ち溢れているメンバーの顔は、今でも忘れられません。日本文化学科に入学したからこそ受けることのできた授業だと思います。
 


 私は、日本文化学科に入学した当初から、「司書資格」や「上級情報処理士」といった資格取得にも挑戦を続けてきました。
 司書資格を取得できる授業では、1、2年次の間に司書に必要な専門知識を学び、3年次になると本格的な演習が始まります。演習では、公共図書館のレファレンスカウンターを想定したロールプレイによる調査対応を行いました。カウンターにやってくる利用者からの質問に対して、参考図書やデータベースを活用しながら、いかに的確な回答を提供できるかが求められます。また、技術面だけでなく、服装や言葉遣い、カウンター周辺にはどのようなものが必要か、といったことも各グループで考えて実習を行っていきます。それぞれのグループで協力し合いながら、よりよいサービスの提供のために、図書館にこもって資料を探し続けたのは良い思い出です。
 また、学校図書館に関する授業では、「テーマ展示」の方法と課題を学ぶために、大学の図書館の資料と施設をお借りして展示実習を行いました。学校図書館が舞台であることから、教育的な効果も踏まえながらテーマを検討し、企画書の作成や選書などの準備を進めました。コロナ禍だったこともあり、実際の展示だけでなく、オンライン展示の方法も学ぶことができたのは、私たちの大きな収穫になりました。



 上級情報処理士の資格を取得できる授業では、沖縄に伝わる民話・昔話を県内外に発信していくために、アニメーションの作成や、英語絵本の作成を行いました。英訳のグループワークや、パソコン教室を使用しての画像処理・動画処理など、課題解決能力や技術を習得することができました。



 卒業後は、県内のIT企業に進みます。この大学生活で学んだ技術や経験を生かし、社会人として挑戦することを忘れず成長していきたいと思います。
最後になりますが、丁寧な指導と助言をくださったゼミの山口先生をはじめ、4年間の学生生活を支えてくださった先生方、職員の方々に感謝申し上げます。ありがとうございました。