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日本文化学科のブログ

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【キャンパスライフ日記⑦ 4年間を振り返って その2】

そのほかもろもろ
大学生の生の声をお伝えするキャンパスライフ日記、4年間のふりかえりの第2弾です。
今回は琉球文化コースの我部ゼミの卒業生が、4年間を振り返って記事を書いてくれてました。




 みなさんこんにちは。私は2023年の日本文化学科卒業生です。今回は、私自身の大学4年間の振り返りを書いていきたいと思います。
 私は日本文化学科で学んだ4年間、周囲の支えもあり、多くのことを学ぶことができて、自分なりに充実した学生生活を送ることができました。
 まず、大学1年の時、「日本語表現演習Ⅰ」の鬼慶良間は今でも印象に残っている出来事です。「日本語表現法Ⅰ」は、ほとんどの1年生が参加して舞台を作り上げる講義です。私は、キャストという立場で参加して、貰った役は3つしかセリフのない役でした。でも、このセリフの中で、私が演じる役の感情を、どうしたら観客に深く伝えることができるのか、同じ幕の他キャストの方々にも相談しながら演じた役を作り上げていったことは、とても貴重な体験でした。そして、劇を同級生一丸となって作り上げることができたときはとても達成感があり、そして、同級生同士での団結力も深めることもでき、この鬼慶良間を作成している期間も含めて、とても充実していたと感じます。






 大学2年の時は、コロナウイルスの影響があり、ほとんど、オンラインでの授業となりました。オンラインでの授業は、最初の頃は戸惑い・不安などもありましたが、大学側のコロナの影響におけるPC貸与の支援や、大学の先生方も、オンライン授業に対応した授業作りをしてくださり、オンラインでの授業でも、より良い学びを受けられることができたと感じています。
 そして、大学3・4年では、(我部大和准教授が担当の)我部ゼミ入り論文を作成していきました。このゼミでは、主に沖縄の芸能(組踊・琉球舞踊など)や文化(県内各所の伝統行事など)を中心として扱っており、ほとんどの我部ゼミ生徒は、この分野に関連した論文を書いています。しかし私自身は、興味を持っていた「お笑い(漫才)」をテーマに論文を書かせてもらうことができました。我部ゼミでは必ずしも、沖縄の芸能・文化だけではなく、日本の芸能や文化などといった、幅広いジャンルの論文も書かせてもらえました。我部ゼミだけでなく日文の他のゼミでも、自分の興味を持ったものや好きなものを、論文の題材にできやすいと感じ、卒業論文は「卒業するために書くもの」というのではなく、「自分が学びたいもの・興味があるものを深く学ぶために書くもの」だと改めて感じました。
 


 最後に、この大学4年間を振り返る際に、ふと思い出したことがあります。日本文化学科の受験で入試面接の際に「(大学で多くのことを学び)ことばのプロとなり自分自身成長して、社会として活躍したい」との内容を言った覚えがあります。あれから4年がたち、正直言って「ことばのプロ」となれたのかどうかは、自分では判断できません。でも、大学生活で周りの人に支えられながら、多くのことを学んでいき、私自身、大きく成長できたと思える部分は多くあります。今後は、広告業関係の仕事に就くことになり、この業界では仕事をする上で「ことば」も大事になっていくと考えています。そのため、日文で4年間学んだことを活かしていきながら、社会人として新たな場所で、活躍していけるように頑張っていきます。
 終わりに、大学生活等でお世話になりました先生方(特に日文の先生方)、大学職員方などに深く感謝を申し上げます。4年間本当にありがとうございました。