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日本文化学科のブログ

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【秋のオープンキャンパスを開催! 日文で学んだ力は社会でどう役に立つのでしょう?】

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2023年11月5日(日)、沖縄国際大学5号館にて今年3回目のオープンキャンパスが開催されました。

7月に開催したオープンキャンパスとは違って、今回は1・2年生も多く参加する、ということで、学科紹介のコーナーでは、学科長の村上陽子先生より、日文のカリキュラムの中心にある「日本語学」の面白さと不思議さ、そして、そうした日本語の力が「文学」や「国語教育学」「図書館情報学」「多文化間コミュニケーション論」「サブカルチャー研究」などの各領域にどのように関わりを持つのか、という説明がありました。





今回のオープンキャンパスでは、いつものオープンキャンパスとは少し趣向を変えて、カリキュラムの特徴・魅力だけでなく、日本文化学科での学びがどのような進路に関わってくるのか、というお話をさせていただきました。



自治体の公務員試験に合格(内定している)4年生からは「日文での学びは公務員試験には直結しないと思っている人も多いかもしれませんが、二次試験の集団討論でのディスカッションや、面接試験、小論文試験などで、日文で学んだことが大いに生かせました。例えば、日文では1年生の頃から、ことばのトレーニングを重ねていきます。自分の考えをわかりやすく伝えるプレゼンテーション能力や文章の論点をつかむ要約力は、集団討論や小論文試験で発揮できましたし、面接では、ゼミで地元の方言について調査していることに関心を持ってもらえました。これからの地方公務員は、地域の魅力的に発信していく役割があると思います。私は琉球文化コースに所属しているのですが、このコースでの学びが公共的なはたらきをもっていることをぜひ高校生の皆さんにも知ってほしいです」という説明もありました。

日本文化学科で習得できる「ことばの力」と「沖縄・地域へのまなざし」は、これからのグローカルな社会の中で、どのような進路に進むとしても社会人基礎力として重要だということが先輩たちからのメッセージを通して伝わったのではないでしょうか。







学科紹介の後には、午前の部では、奥山貴之先生による「日本語教師のもつ力」、午後の部では、葛綿正一先生による「神話と絵巻の世界」と題した体験講座も行われました。
奧山先生からは、日本語教師の資格を取る中で身に着ける、異文化コミュニケーション能力は、これからの多文化社会、国際社会で誰もが身に着けておくべき力でもあり、社会に出ていく上での強い味方になる、というお話があり、ここでも、日本文化学科での学びと社会のつながりが高校生の皆さんにも伝えられたのではないかと思います。
葛綿先生からは、NIKE、エルメス、といった企業名などを手掛かりに、古事記に出てくる神々と現代との接点についての説明があり、豊穣な神話の世界の魅力や、学問の純粋な楽しさが伝わったのではないでしょうか。

また、午後の学科紹介は参加人数が午前より少なかったので、後半は在学生と先生とで小さなグループを作って、茶飲み話のようなスタイルで、高校生のみなさまからの質問を受け付ける時間もとってみました。





教室の外にも、国語教員、日本語教師、図書館司書、日本語学・文学、琉球文化、多文化間コミュニケーションなど、学科で学べる様々な専門分野ごとにブースを作り、在学生にいろいろ質問できる場も設けました。タイトなスケジュールだったので立ち寄ってくれた人は少なかったのですが、その分、おひとりおひとりとゆっくりお話をすることができて、とてもうれしかったです。








推薦型入試のエントリーはもうすぐですね。
3年生のみなさんの進路選択が素晴らしいものになることを願っています。
1・2年生の皆さんは、また来年、3月のオープンキャンパスでお会いできることを楽しみにしています!!