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日本文化学科のブログ

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【図書館書評・映画評賞授賞式が開催されました! 最優秀賞受賞者は2年生の玉城さん!】

イベント
沖縄国際大学図書館では、本学学生の読書・映画鑑賞活動の向上を図ることを目的として、より多くの学生に図書館利用を奨励促進するために毎年、「図書館書評・映画評賞」を開催しています。
読む・書く力のトレーニングを1年生のころからしっかり行っている日文生にとって、このコンテストは日ごろの学習成果を確認するよい機会になっていて、毎年、多くの学生がエントリーして、受賞も勝ち取っています。

今年度は日本文化学科2年生の玉城りんのさんが最優秀賞(第1位)を受賞、そして、1年生の新川にこりさんが佳作に入賞しました。




日文生お二人のタイトルは以下の通りです。

【最優秀賞】玉城 りんの(日本文化学科 2年次)
書評:『オレ、カエルやめるや』 ~ユーモアと深いテーマの調和の魅力~
対象図書:デヴ・ペティ著『オレ、カエルやめるや』

【佳作】新川 にこり(日本文化学科 1年次)
書評:『私』としてのプライド
対象図書:田中俊之著『 男がつらいよ - 絶望の時代の希望の男性学』

2024年1月12日には、沖縄国際大学図書館1F会議室にて表彰式が開催されました。
図書館長であり、日本文化学科の図書館ゼミを担当してる山口先生からは、最優秀賞を受賞した玉城さんの書評に対しては次のような講評も寄せられました。



「最優秀賞を受賞された玉城りんのさんは『オレ、カエルやめるや』という絵本の書評での受賞となりました。このコンテストは10年くらい行っていると思いますが、絵本での最優秀賞の受賞は初めてではないかと思います。
玉城さんは、昨年もこの賞にチャレンジしてくれましたが、その時は『ZOOM』という絵本だったと思います。昨年の審査のことを覚えているのですが、読む量が活字の本とは違うので、絵本での応募は難しい部分があるかなと思っていたのですが、今回はどういうところがよかったのか、審査をしながら私が書いていたメモによると、導入部分からどんドン引き込まれている展開の上手さと、だんだんと謎が解けていくような構成力、絵本に対する知識の深さや豊かな読書量にも関心しましたが、何よりも、読みたくなる書評になっている、という点がとても高い評価を得たポイントではないかと思っています。
書評にはいろいろな役割がありますが、その本の面白さを伝える、ということも大切な役割だと思います。そうした意味で、玉城さんの書評はとても書評らしい書評になっていたと思います。『オレ、カエルやめるや』が残念ながら本学の図書館にはなかったので、宜野湾市の図書館で借りてきました。素敵な本を紹介してくれてありがとうございます。」

受賞者代表挨拶として、玉城さんからは「毎年、このようなコンテストを開いてくださり、私たちの学びを応援していただいていることに感謝の気持ちでいっぱいです。これからも素晴らしい学習環境を存分に活用して、読書に親しんでいきたいです」というコメントも寄せられました。

受賞した皆さん、おめでとうございます!
これからも日文生らしく、図書館をたくさん使って、読書や学習にはげんでくださいね。