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日本文化学科のブログ

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【教育実習直前! 模擬授業、頑張ってます! テーマは「グループディスカッション」】

国語科教職課程通信
日本文化学科には定評のある国語科教員免許取得課程が設けられており、これまでに多くの卒業生を中学校・高校に送り出しています。
昨年度からは他大学の通信課程と連携して小学校教諭の免許も取得できるようになっていて、県内の学校教育にとってますます大きな役割を果たすようになっています。

日文の教職課程は、国語の専門知識や教育論などを学ぶだけでなく、教員としてのスキルを高めるために、教壇に立つためのトレーニング授業や1年生から4年生までの班活動・合宿行事などの課外活動も充実しており、その独特の教員養成法は学校現場からも高い評価を受けています。



授業の作り方を学ぶ「国語科教育法演習Ⅰ・Ⅱ」という科目では、学生が先生役と生徒役をつとめる「模擬授業」を行っています。
何週間も前から教材研究を深めて、1時間の授業にのぞみます。



2024年5月21日の授業では、4年生の藤本さんが、桃原千英子先生の指導の下で、模擬授業にのぞみました。教材は三省堂の『現代の国語2』に掲載されている「グループディスカッションー互いの考えを尊重しながら話し合いを深める」。

日文の模擬授業では、黒板をしっかりつかって、生徒に考えさせるところは、机の間を回って指導したりして、実際の授業のように進めていきます。よりリアルな授業ができるように、学内に設けられた模擬授業専用教室を使っています。

模擬授業が終わった後は反省会。良かったところや改善点など、桃原先生から「教材の目標や深い学びにつながる授業だったかどうか、率直な意見を交換しましょう」との呼びかけがあり、いろいろな指摘が教室内に飛び交いました。



終了後に藤村さんに感想を聞いたところ、「実際に教壇に立って授業をすると、事前に考えていたこととは違う反応がたくさんあって、生徒の発言や反応をきちんとまとめて進めていかないといけないところが、想像以上に難しかったです。私はいま小学校の教員免許課程にも取り組んでいます。来月から小学校での2週間の実習、9月からは中学校での2週間の実習が始まります。授業を大切にしながら、子どもたちに寄り添える、そんな先生になりたいです」と抱負を語ってくれました。



早いところでは6月から高校での「教育実習」が始まります。教育実習は、実際に学校現場で授業や生徒指導を担当する、これまでの教職課程での学びの集大成です。
高校生の皆さんの学校にも、日文の「先生の卵」たちがお邪魔するかもしれません。
ぜひ暖かく迎えてあげてくださいね。