【実際の図書館を使っての「フロアワーク・レファレンス」の実習を行いました!】
図書館司書課程通信
沖縄国際大学日本文化学科には沖縄県内唯一の図書館情報学ゼミが設けられており、司書職を目指す学生がたくさん在籍しています。
2024年5月30日、学校図書館の専門職を養成する「学校司書のモデルカリキュラム」の授業である、「学校図書館情報サービス論」の中で、「フロアワークレファレンス」という業務の実習を行いました。
フロアワークとは、フロアにいる利用者の要求にこたえることで、書架案内やちょっとした質問に適切に対応する業務です。図書館利用者にとって、カウンターにわざわざ来て質問することは心理的な障壁があり、学校司書はカウンターで利用者を待っているだけでなく、「利用者の居場所」であるフロアに積極的に出ていくことで、利用者に気軽に声をかけてもらい、簡単な質問にこたえ、そこからより高度なレファレンスサービスにつなげていくことが大切と言われます。


実習では、授業担当者である山口先生と4年生2名にSA(スチューデントアシスタント)として利用者役をつとめて、受講生が2人1組、または1人で司書役をつとめ、制限時間30分以内に、実際の図書館のフロアを使って利用者の要求にこたえられるか、潜在的なニーズを引き出せるか、利用者がまだ気づていないニーズを提案できるか、といったレファレンス体験を行いました。


利用者からの質問は、「聖書で離婚は禁じられているのか?」「若いころに読んだ小説をもう一度読みたいけどタイトルが分からない」「キャロル・ジェスアルド?、について調べたい」などなど。
聖書関係の事典を調べ始めてから「旧約」と「新約」があることに気が付いて慌てて確認をしたり、人命を調べるときはあることに気が付かないと調査が難航したり、文学作品は海外のマニアックな小説でも、「架空地名」などから作品を探すことができる事典類がけっこうたくさん出版されていることを発見したりもしました。


フロアワークレファレンスというサービスが、学校司書の専門性が大いに発揮される分野であることを、沖縄国際大学の広い図書館をあちこち駆け回りながら、改めて実感する1日になったようです。

4月末から始まったこの実習授業もいよいよ終盤を迎えます。次回の授業からは、学校図書館での探求学習を想定した情報の収集法を教える模擬授業づくりを行っていきます。受講生のみなさん、課題が多くて大変な授業だと思いますが、あと少し頑張ってください!
2024年5月30日、学校図書館の専門職を養成する「学校司書のモデルカリキュラム」の授業である、「学校図書館情報サービス論」の中で、「フロアワークレファレンス」という業務の実習を行いました。
フロアワークとは、フロアにいる利用者の要求にこたえることで、書架案内やちょっとした質問に適切に対応する業務です。図書館利用者にとって、カウンターにわざわざ来て質問することは心理的な障壁があり、学校司書はカウンターで利用者を待っているだけでなく、「利用者の居場所」であるフロアに積極的に出ていくことで、利用者に気軽に声をかけてもらい、簡単な質問にこたえ、そこからより高度なレファレンスサービスにつなげていくことが大切と言われます。
実習では、授業担当者である山口先生と4年生2名にSA(スチューデントアシスタント)として利用者役をつとめて、受講生が2人1組、または1人で司書役をつとめ、制限時間30分以内に、実際の図書館のフロアを使って利用者の要求にこたえられるか、潜在的なニーズを引き出せるか、利用者がまだ気づていないニーズを提案できるか、といったレファレンス体験を行いました。
利用者からの質問は、「聖書で離婚は禁じられているのか?」「若いころに読んだ小説をもう一度読みたいけどタイトルが分からない」「キャロル・ジェスアルド?、について調べたい」などなど。
聖書関係の事典を調べ始めてから「旧約」と「新約」があることに気が付いて慌てて確認をしたり、人命を調べるときはあることに気が付かないと調査が難航したり、文学作品は海外のマニアックな小説でも、「架空地名」などから作品を探すことができる事典類がけっこうたくさん出版されていることを発見したりもしました。
フロアワークレファレンスというサービスが、学校司書の専門性が大いに発揮される分野であることを、沖縄国際大学の広い図書館をあちこち駆け回りながら、改めて実感する1日になったようです。
4月末から始まったこの実習授業もいよいよ終盤を迎えます。次回の授業からは、学校図書館での探求学習を想定した情報の収集法を教える模擬授業づくりを行っていきます。受講生のみなさん、課題が多くて大変な授業だと思いますが、あと少し頑張ってください!